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国道17号の三国峠越えは、群馬県側からはこの新三国大橋から始まる。この橋を渡ったところからカーブに番号が付され、「1/55」となっている。55個のカーブを通過すれば、三国トンネルだ。

その新三国大橋は、ランガートラス。トラスはプラット形式。
20110908_000.JPGここから、急に山深さを感じる風景となる。国道121号旧道の大峠ほどではないが、なかなかの山懐の深さを見せてくれる。

20110908_001.JPG新潟側。

写真のとおり、普通に走っていると、普通の人はアーチ橋にしか見えないだろう。しかし、先のように、月夜野から上がってくると、この桁がランガートラスだということがわかる。逆に、三国峠から下ってくると、この橋がランガートラスであることに気づかない可能性がある。

三国峠については書きたいことが山ほどあるが、今日は簡単にここまで。
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廃道取材(5)東北に掲載した橋。単なる偶然ではあるのだが、いろいろシンクロニシティを感じたので海尻橋について書く。

海尻橋は、五十里湖にかかる。五十里湖は、鬼怒川の支流である男鹿川(おじかがわ)に作られたダム湖だ。かつて、西側にキャンプ場があり、そこにゲリラ的に泊まったことが何度かある。いまは閉鎖されているようだ。


20101026-11.JPG西側(上流側)。右に見えるのは国道121号で、クルマで走っていてにこの海尻橋が目に飛び込んできたとき、思わず声を上げた。

ランガートラス。タイドアーチの一種で、タイをトラスに組んである。一般的に、タイドアーチの場合、タイには桁橋(いわゆる普通の橋)と同じ役割が与えられるが、だからこそ補剛桁がトラスなのか。んなわけないか。

ランガートラスはあまり例が多くないのだが、偶然にも今月の『日本の廃道』で「山家橋(やまやばし)」の現在線が、ランガートラスだと知った。

なお、似たような音の形式として「トラスドランガー」がある。そちらは、アーチとタイをトラス状に結んだ形式であり、タイをトラスに組んだものではない。

20101026-16.JPG下流側(南側)。長大すぎて木に隠れてしまう。

橋長117.4m、幅員6m。とにかく大きい。

20101026-15.JPG横構がアーチのようになっているのはもちろん「アーチ」ではなく、吊材と接続する部分のハンチが丸味を帯びているだけだろう。

20101026-13.JPG先にも上げたが、袂には公式に「こっちが旧道」という案内標識がある。

そして銘板。
20101026-14.JPG
昭和30年(1955)
建設省建造
内示(昭和14年)一等橋
松尾橋梁株式会社
東京工場製作

と書かれていた。


この橋について、もうひとつシンクロニシティを感じたことがあるのだが、忘れてしまった('A`)


これからはこのランガートラスも見に行くようにしよう…。


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