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三陸鉄道には、コンクリートトラスが三つある。この安家川橋梁と、その先行事例となった大田名部橋梁(どちらもPC上路ハウトラス)、そして槇木沢橋梁(PC下路ワーレントラス)だ。ほかにも小本川橋梁(PC斜張橋)など、1970年代の技術開発の事例がいくつもある。

 
レンズの樽形収差みたいに見えるけれど、補正済みだ。この安家川橋梁は、手前側を外側にした半径700mの曲線を描くので、手前側に膨らんで見える。かつ8‰勾配だが傾きは補正しすぎたかもしれない。

 
スパン45mのトラス6連とスパン27mの1連からなる。45mのほうは10パネルで、3-4-3に分割されたような外見をしている。これは製造時のオートクレーブ養生や運搬の都合によるもので、実際に3-4-3に分割されて現場で製造されている。現場にはプレキャストの棒状の部材を運び込み、3パネル・4パネルのトラスの「箱」を組み上げ、架設もその単位で行い、空中で接合した。最も長い部材は、4パネル部分の上弦材・下弦材だ。

 
その接合部分。格点の色がちょっと違うが、ここが現場で打った目地コンクリート。接合部分は垂直材が重複する。

 
橋脚部分。端柱に向けて、下弦材が少し迫り上がっている。下弦材のほうがプレストレストのための鋼材が多いことやその緊張作業のためだろうか。

 
桁裏。








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