![]() ![]() 奈良県の吉野川にかかる「水道橋」。連続トラスなのに、パッと見て右側が歪んで見える。コレはレンズのせいとかではなく、クルマを運転中に迫ってくる形を肉眼で見ても、違和感を持つ。 測ったわけではないが、見る限り、端部で高さが変わっているような気がする。橋門構に向けて広がっている? ![]() ![]() 北側、右岸。立派な親柱がある。左は「水道橋」、右は「吉野川」。左の端柱の銘板には 水道橋 1984年7月 奈良県水道局 道示(1980)一等橋 使用鋼 SM50YA・YB SM41A・B・C、SS41 製作 松尾橋梁株式会社 右の端柱にも銘板があるのだが、なぜか撮っていなかった。資金源が書いてあるようだ。 ![]() 南側、左岸。親柱は「すいどうばし」「よしのがわ」。 PR ![]() 永瀬ダムが形成する大栃湖にかかる国道195号の橋。中央径間が大きい3連のワーレントラスに見えるが、さにあらず。中央径間の端柱が、側径間の斜材を兼ねるという形の連続トラスだ。 ![]() ![]() その部分。中央径間は分格トラスになっている。 ![]() 中央径間の背が高いため、真正面から見ると、カマキリというか、犬が腹ばいになって前足を出しているというか、スフィンクスというか、ホワイトベースというか、そんな印象になる。 ![]() 銘板。 昭和30年(1955) 高知県建造 内示(昭和14年)一等橋 製作 株式会社横河橋梁製作所 ![]() ![]() 親柱。右岸の右に「おおとちはし」、左に「昭和三十年五月架設」 ![]() ![]() 親柱。左岸の左は「昭和三十年五月架設」、右に「大栃橋」。 すぐ向かいの売店では、いろいろなお弁当を売っている。高知名物の野菜のおすし、とてもおいしかった。
関西空港連絡橋を、鉄道で渡る機会があったので撮った。
この写真は関西国際空港島に向かっている。まだ橋を渡る前半である。橋は中央部分が盛り上がっているので、見通すとこのように「登り坂」に見える。頂点付近、対向の線路には南海のラピートが見える。 この橋は、下段を鉄道が、上段を道路が通る2層構造の連続トラス橋。とはいえ、上路たる道路面を支える桁の内側に鉄道が通っているため、対傾構などを通常通り配置できない。そのため、このような部材の組み方になっている。もし鉄道が単線だったら、もっと単純かされていたのだろうか。 東北新幹線で有名なのは、第一北上川橋梁だろう。全長3872m、日本一長い鉄道橋梁である。日本一長い道路橋は東京湾アクアブリッジで4424mである。しかし、ここで紹介するのは第二北上川橋梁だ。東北新幹線において2番目に長い橋梁である。 いや、そんなことよりも、この曲がり具合である。地図を見ればわかるとおり、盛岡に向かって右にカーブしている。半径は4000m。支間101m部分は角度で言えば1.447度だが、長さがあればこそのこの曲がり具合。カーブするトラス橋については過去にも書いたことがあるが、こう巨大だと見上げるのも億劫だ。新幹線の橋梁は、すべてがつるんとしていてあまり惹かれないのだが、大きさと鉄骨の太さに圧倒される。北上大橋も同じだ。 ワーレントラス部分だけでいえば、第一北上川橋梁は支間90m6連分=540mなので、全部トラス桁で969mあるこちらのほうが長く見える。高架橋と連続する、支間の短いPC箱桁は橋梁に見えないかもしれない。支間60mの部分は、上の写真の一番手前の大1連である。 橋梁部分=トラス部分は、両岸の堤防を跨ぐ形の最短の長さである。仙台方の1連だけが支間60mなのは、ここを60mにして盛岡方を支間101mにすれば、続く3連でちょうど北上川を跨ぐことができる。右岸ギリギリに第2橋脚、北上川の中に第3・第4橋脚、左岸ギリギリに第5橋脚と配置すれば、川の中に建てる橋脚は最小限になる。第5橋脚より盛岡方をも支間101mにしたのは、同じ設計の桁を流用したに違いない。以上、この段落は推測だ。 全体を写真に収めようとしたが・・・ |
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