新潟市にはいくつもの「○○山」地名がある。「牡丹山」もその一つ。10列に分類される新潟の砂丘列のうち「新砂丘II-4」はこの地名をとって「牡丹山砂丘」とも呼ばれるが、現地は「言われてみれば…」という微高地の尾根を道路を地形なりに走り、両脇に向けてわずかに下っている程度で、「そういう地形」の関心と知識がなければ砂丘だとはまったく気づかないだろう。 そこを歩いていたら、郵便局だった建物があった。郵便差出箱8号は機能しているようだし、窓の向こうにはなにか見える。なにかしら使っているのかもしれない。スチールのサッシの間に木の枠が見える。 「こんなところに」と感じる位置に、局舎名が掲示されていたようだ。痕跡から、旧郵政書体が貼り付けられていたものと推測される。「新潟」と「牡丹山」の間の孔は、冬季のストーブの煙突用か。 現在郵便局は、少し西へ行き、北へ曲がったところに移転している。 PR |
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