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20120911_009.JPG三菱鉱業美唄鉄道といえば、4110形の払い下げが3両、同型の自社発注機が3両の合計7両が活躍していたことで有名だ。現在、東明駅が保存され、そこに2号機(自社発注機)が保存されている。

20120911_008.JPG線路側。美しい状態で保存されている。駅前にはサイクリングターミナルがあり、レンタサイクルがある…と思うが、いまやっているかどうか不明。廃線跡は自転車道路になっている。

20120911_000.JPGホーム。ポツンと、2号機。8月の平日だ、好き放題に堪能できる。

20120911_001.JPG20120911_002.JPG20120911_004.JPG残念ながら、運転台には入れない。

20120911_003.JPG動輪径が小さいので、加減リンクの位置がこんなに低い。

さて、本機で興味を引かれたのはブレーキロッド(制動引棒)である。

20120911_005.JPG写真は左が前。運転台の下にブレーキシリンダー(A)があり、制動軸腕(B)の前端(細いほう、写真左)を上下させると、後端(太いほう)に固定された軸を回転させる。それが、ロッド(制動引棒、C)を前後させる。

20120911_006.JPG後部から見た画像。以下、部品を見やすくするために画像を明るくしている。この太い軸が回転すると、そこに固定されたカムがロッド(C)を前後させる。

20120911_007.JPG動輪の間にロッド(C)が見える。ブレーキシューは(D)。ロッド(C)の上に見える帯板は、板台枠で、そこにブレーキシューの支持棒の根本が固定されている。

ひとつ疑問なのだが、ブレーキシューの上に伸びてきてる細い管は、冬期にシュー凍結防止用のために蒸気を噴き出す管だろうか?

20120911_010.jpg写真左が前。いちばん前の第1動輪にはブレーキがなく、第2から第5動輪にのみブレーキシューがある(D)。それぞれ、ブレーキシューの支持棒の長さや固定方法には差がある。また、ブレーキロッドも各動軸間の長さの棒が連結されており、要所にターンバックルがあって引きしろを調整できるようになっている。

砂撒き管(E)は、前進用としては第2動輪の前に、後進用としては第3動輪の後ろにある。

* * *

鉄道模型では、4110形または美唄4号機(この項で紹介したものではない)がトレインハウスからブラスが、マイクロエースからプラ製品が数回でている。どちらもリアルタイムで見ていた。マイクロエースの蒸機はプロポーションが破綻したものが多いのに、これらはスマートだった。買おうか迷ったけれど、買っていない。

いま改めてNゲージの蒸気機関車の加工をされている方のサイトで模型を見ると、実物では目につく場所だと思うのだけれど、マイクロエースは論外、トレインショップもちょっとディテールに埋もれている。残念。

N蒸機の世界
Nゲージ蒸気機関車

* * *

このあと、我路に向かった。我路は、とても印象深いところだった。我路については後日。


 
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