日高本線の西様似駅と鵜苫駅の間にある岩を貫く塩釜トンネルの東側坑口。山側に旧道のトンネルがある。左にある裂け目も気になるが、無視する。
現在の塩釜トンネルは1968年12月竣工。坑門の形がユニークな五角形だ。笠石に相当する部分が屋根のような意匠となり、坑門は濃い黄色で塗られている。 旧隧道の坑門は石積み。しかし、アーチの要石付近をふくむ頂部はコンクリートで塗り固められており、なんとも痛ましい姿だ。帯石にあわせてコンクリートもふくらんでいるあたりが、痛ましさを強調する。坑口は、下半分をコンクリートの壁で塞がれ、上は網のようなものが張られている。 西側。 こちらの旧道は波板で完全に塞がれているが、出入りできる扉があり、しかも開いている。私は入っても覗いてもいない。 いままで襟裳岬は何度も回っているが、紹介した2例とは関係なく、2000年代に入ってから新しい道がどんどん開通している。旧道を改めて巡ってみたくなっている。 PR |
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