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2014年のGPSログを抽出した。相変わらずの東偏重、今年は新潟を重点的に訪ねたので新潟の密度が濃い。下北半島と丹後半島は一周しているが、電池切れでGPSログが欠落したのが惜しい。また行かねばなるまい。八戸-苫小牧航路も復路が欠落している。

7月までは仕事漬けでほとんど休みがとれなかったので、まったく出かけられなかった。それでも刊行を遅らせざるを得ないタイトルがいくつかあったのは残念だが仕方がない。GWはなんとかカレンダーに近い形で休んで、たった二日間のツーリングとはいえ大いに息抜きになった。ブログの更新も前半は飛び飛びになっている。今月(12月)もそうだ。

特記したいのは次のログだ。

・竹芝-館山の会場ログ(ジェットフォイルの特別就航)
・21年ぶりの利尻、14年ぶりの礼文

* * *

仕事面では、下記の本を担当した。

・1月『電車の博物館・公園に行こう!』(実業之日本社編)
・3月『東京幻風景』(丸田祥三)
・3月『自衛隊イベント観覧ガイド』(大北浩二)
・3月『パンフレットで読み解く 東京メトロ 建設と開業の歴史』(東京地下鉄株式会社)
・4月『南極日和』(BS朝日取材班)
・5月『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる捜査現場入門』(オフィステイクオー)
・5月『ゼンリン 住宅地図と最新ネット地図の秘密』(内田宗治)
・7月『京都お散歩凸凹地図』(実業之日本社編)
・7月『空から見る戦後の東京 60年のおもかげ』(竹内正浩)
・8月『きっぷのルール ハンドブック』(土屋武之)
・10月『宮城「地理・地名・地図の謎」』(木村浩二監修)

実は12月にできあがっている本が2冊あるが、配本は1月なのでここには計上しない。前半で息切れして、後半の仕込みができていないのがよく見えてしまう。これは自分の来年の課題だ。

どれも、大変におもしろく仕事ができたのは幸いなことだ。来年もこうした形で仕事を続けることができることを願うし、さらに、もっと売れてくれることを願う。




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キハE120のトイレのユーザビリティの続き。

これは座席の窓枠である。飲料が置けるようにという配慮と思う、中央部が少し幅広になっている。一見、何の問題もなさそうに見える。

しかし、この状態では、500mlクラスのペットボトル、きちんと底面をつけていない。ガラス側ないし座席側のリブにのっかってしまうのだ。

ちょっとした揺れで落ちるほどの不安定さではないが、あと3mm、平面部分を広げてくれるだけでいいのに。

こうした平面部分の幅のようなことは、たいていは製造工程などで「その幅でなければならない」理由がある。しかし、それでもなお、これは解決すべき点ではないのか。


鉄道誌やweb媒体にニュートラルな記事を発表している伊原薫さんからもこんなご指摘があった。
キハE120のトイレ。車椅子対応でとても広い、現在の標準的なトイレなのだが、いろいろと使い勝手がひどい。前提として、トイレのドアはボタン式の自動ドアである。

まず、入ったあと、どこでドアを閉めて飯野かわからない。普通は把手を探すのではないか。ところが、入って左側面の壁に、こんな表示がある。

「あける」
「しめる」
「ロック」

それぞれボタンの横に説明ステッカーが貼ってある。いくつも疑問がわき起こる。

・なぜロックボタンとパイロットランプが同じ形なのか
・なぜ開ける・閉めるボタンがエレベーターのドアと同じようなボタンなのか
・なぜ「閉める」と「ロック」を一体化しないのか
・なぜ「あける」「しめる」だけテプラなのか
・なぜボタンの台座がステンレスで、ステッカーは白で、壁はベージュなのか
・なぜステッカーの色使いや仕様が異なるのか
・なぜ自動扉の矢印方向が、実物と逆なのか(ドアは室内から見て左に収納される)

ショッピングモールなどの多目的トイレにはこんなひどい表示はない。「開」「閉」と刻印された直径10cmくらいのボタンがついているのみだ。ロックはもちろん手動、目に見える形で「鍵」がある。至ってシンプル、子供でも外国人でも「これが鍵だ」とわかりやすい。

次いで、便器右側のボタン類を見る。スマホで斜めに撮ったものを補正したので写真が台形なのはご容赦いただきたい。

ここでは、もっとも大事な「流す」ボタンがわからない。「流す」ボタンには「押す」と書いてある。「黄色いボタン=流す」というコンセンサスなど世の中にはないと思う。

その上にはロックし忘れて便座に座ってしまった人のためにロックボタンがあるが、これがまた「流す」と迷わせる。座ったまま流そうとして間違ってロック解除しちゃったらどうなるのか。


そして、手洗いのボール。そのすぐ上に手すりがある。手すりは大切だが、ならば手洗いのボールはこの位置に配置すべきではない。

私の手を差し入れると、ギリギリ。水の下で手をこすり合わせることなどできないし、洗った後、手を振って水分を落とすこともできない。結果、トイレの床は手を洗った後の水がボタボタと落ちるので、汚らしく水が這っている。

* * *

昨今の公共交通機関は「ユニバーサルデザイン」と称していろいろな統一を進めている。ドアの端部と出入り口を黄色くしたり、優先座席付近をオレンジにしたり。しかし、こと「告知」に関しては恐ろしくひどい状態にある。

セブンイレブンの「セブンカフェ」のコーヒーマシンのデザインがひどいと一時期話題になった。佐藤可士和という一流のはずのデザイナーがシンプルを追い求めた結果、「これじゃわかんねーよ」とばかりに各店舗が一斉に張り紙を始めた。見るに見かねたか、いまでは本部が統一された補足用のシールを頒布している。

このトイレのデザインは、それよりはるかに低い次元で使えない。発注者たる鉄道会社はこれでいいと思っているのだろうか。

#セブンカフェの様子 が各店舗の工夫いっぱいで面白い
おや、全国のセブンカフェのようすが・・・


ランツァ、こんなタイヤだったけれど300kmくらいで日帰りでひとっ走りしてきて、タイヤを変えた。スーパーテネレがNGとなったので、2013年4月に改めてロングツーリングにもランツァ(所有者は妻)使おうと思って、もうほぼ100%舗装路だから(だけど?)、D605にした。

以降1年半ほどの間に北海道2回のほか、ちょこちょこ日帰りや1泊したので1万kmくらいか。90年代、毎週のように林道に行っていた頃はD603などは3000kmしかもたなかったけれど、舗装路だけだと1万kmももつことを知った。

いや、ここまでの摩耗を許容すればD603だって5000kmはもったかもしれない。以後エンデューロタイヤ等ばかり履くようになったので、さらに寿命は短くなった。











タイヤ交換、早い人は1組10分くらいでやってしまうんだけれど、私は30分というところか。で、そのうち10分くらいは、チューブのバルブをリムに通す行程に費やす。かつてはバルブを引っ張り出すワイヤーを持っていたんだけれど、いつのまにか紛失してしまったようだ。

こうしてタイヤ交換などしていると、バイクが愛おしくなるよねえ。


(画像は新潟日報事業社のサイトにリンクしている)

鉄道史というのは非常に難しい。一路線の歴史であれば記述は比較的簡単なのだが、鉄道とは地域の開発と経済を背負いながら他の鉄道と関連して運営されるものなので、一路線だけを見ても仕方ないからだ。だから、各路線の歴史を踏まえた上で、さらに「地域の経済史・交通史」として把握する必要がある。これは、いわゆる日本史、世界史も同じではある。

本書は「鉄道と新潟」と銘打ってはいるが、「新潟市編」であり、また帯に「新潟市発展の…」となっているとおり、鉄道と現・新潟市域の関連を述べた内容だ。「新潟市編」であるが、鉄道にかなり造詣の深い執筆陣のようで、まったく感覚を外していないのは素晴らしい。

あまり鉄道史の本では触れられないこととして、下記のことは特によくわかる内容となっている。

・信濃川の河川交通との比較
・新潟対東京のルートの変遷
・各路線・各鉄道敷設の経緯と発展の歴史



それとは別に、新しい知見をいくつか得た。一つ目は1936年(昭和11年)の新潟鉄道局開局時の立地だ。路地連新潟の方々と新潟市内を歩いているときに、確かそれが八千代橋南詰めにあったと聞いたことがあり、また、昭和50年代には、いまのNST本社やライズ万代のある場所には「新鉄局スポーツセンター」(柔剣道場)とグラウンドがあったという記憶がある。なぜ、駅からちょっと離れたここに国鉄の施設があったのが不思議だったのだが、その答えがここに書いてあった。即ち、

「鉄道局の開局に当たり、新潟市は誘致の条件としていた庁舎・官舎の敷地約一万七〇〇〇坪(約五・六ヘクタール)を寄付するために、萬代橋上流の信濃川右岸埋立地を県から購入した。埋立地には、鉄道局の庁舎(現、中央区八千代一丁目。新潟市総合福祉会館の地)の外…

そういう経緯で用地を提供していたのか。旧新潟駅から旧万代島貨物駅への支線の「内側」に国鉄関連施設が広がっていたことになる。1980年頃の住宅地図を入手したいところだ。



もう一つは、現・新潟駅の駅舎についてだ。この駅舎が当初は2階建てだったのは知られているが、「ダークグリーンの駅舎は」という記述がある。そんな色だったとは! 


なんとか、当時の地図等を見たいものだ。




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