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二つの、形の異なる蔵を抱きかかえるように、大きな瓦屋根がかかっている。新潟の蔵はよく板で囲われていたり、別途屋根がついていたりするが、考え方としてその延長線上にあるものだろう。おそらく、もともとは二つそれぞれ独立していたものを、別個に外壁をつけずにまとめてしまった、というところだろう。

ということは、もし中に入ると、中央部は、左右の蔵の漆喰の外壁に挟まれた狭い空間があり、その上に大天井がある、ということになる。蔵の本来の屋根の上はどうなっているのだろうか。物置のようになっているのだろうか。

とても気になる蔵である。

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