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バイクで大崎上島をぐるりと回っていたら、沿道の佐々木造船に、飾り付けられた船があった。薬玉とシャンパンがある、間違いなく進水式だ。芸予諸島に行ったのは、造船所や船を見たいというのもあったので、あまりにもラッキー。もちろん造船所のサイトなどでの予告もない(調べてもいないが)。

造船所の方が近くにいらしたので聞くと「13時からだよ」とのこと。いまは12時10分。見ていたら、この後に行こうと思っていた大崎下島には行けなくなるのだが、それは翌日回しにすればよい。

 
船は「STAR LIGHT」。佐々木造船の699番船。

 
海上には、愛媛造船サービスの「愛船丸(あいせん)」と「とさ丸」が待機している。


開始30分くらい前から、ポツポツと人が集まりはじめた。ほとんどが地元の方だろう。直前になると、会場内はけっこうな人出に。といっても200人くらいか。私は会場内ではなく、一段上の車道で見学。そのほうがよく見えると思ったからだ。

13時前くらいから、上の写真左下の椅子のところで記念撮影。そして13時から壇上でセレモニーが始まった。


本船の発注者はサザンパシフィックホールディング。オーナーだろうか、女性が手にした斧で索が切られると、連動して、舳先からつるされていたシャンパンが船体に叩きつけられて割れ、薬玉が割れ、同時に船は長緩気笛を吹鳴しながら後ろに滑り落ちてゆく。

 
ざざーーーーんんんん……。割とあっけないが、関係者にとっては安堵の瞬間だろう。

 
タグがつき、索を引いていく。

 
祝いの餅まき。中央の女性が斧を手にしていた方。斧は記念に贈呈する旨の放送が入る。

 
会場を後にすると、タグ2隻で船体を操縦していた。

 
この後、しばらくして、佐々木造船の作業用岸壁に据え付けられたようだ。これから艤装等を行うのだろう。いつか、この船が航海しているところに出会ってみたいものだ。












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