先に紹介した
上淀川橋梁(東海道貨物線) 上淀川橋梁(東海道貨物線) その2 吹田~新大阪間の経路変更は1912年か1913年か 東海道本線上淀川橋梁(上り内外線)(貨物線の桁との比較) の続き。 タイトルに挙げたものを逆から書く。まずは、上淀川橋梁の下り内外線をば。 訪ねたのは2010年5月中旬。このときは桁の塗装をしていた。この単線鈑桁を並列させた下り内外線は1956年開通。橋脚は鉄筋コンクリートで間隔は既設のものに揃えられている。現場で塗り替え作業をしている方が多数いるので、カメラを向けるのに少し抵抗があり、ほとんど撮影していない。 さてここで西(上の画像左方向)に目をやると、国道423号の新淀川大橋が目に入る。 地図にマークした橋は、JRの路線では桁が短いために8~9スパンを要している新淀川を、わずか3スパンでまたぐ。上流側(地図右)から、1964年(昭和39年)開通の国道423号(現・南行き)、同時開通の地下鉄御堂筋線、1969年(昭和44年)開通の国道423号(北行き)が開通。御堂筋線のランガー桁が目を引くが、道路は鈑桁である。この中央径間は115mある。 なぜ御堂筋線だけランガー桁としたのかまでは調べきれていないが、「中央径間115m」の由来は戦前の都市計画に遡る。簡単に言うと、この中央径間に1939年(昭和14年)までに自碇式吊橋をかけるための下部工事が完成したものの、資金不足から中断され、それを活用したのがこの新淀川大橋なのだ。。
・国道交通省内>近畿地方整備局>近代土木遺産のページ(こちら) ・本庄水管橋の構造調査と補強工事について(荒木貞行) PR |
カレンダー
最新記事
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
(10/20)
(10/19)
(10/06)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|