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よく山に登っていた頃、3000m峰全部登っても、
富士山だけはまさか登るまい、と思っていた。
それが、ふとしたタイミングで登ることになった。

山を知っている者には予想外の連続。
いや、正確には巷間喧伝されていることから事前に「予想」していたものの、
それがその通りであることを確認して驚くことの連続だった。

とにかく山頂でご来光を迎えた。
ただし、私が過去に見た数十回のご来光のうち、
どれくらいの順位かといえば、、、後半だろう。

20090828fuji2.jpg






















行程自体は、思っていたよりもイージーだった。
天候、気温、いろいろな要因があるだろうが、
途中でツライ、イヤだ、もうへたり込みたい、ということは皆無だった。

もっともっと体力が有り余っていた高校生の頃には
もっとつらい思い出がある。
しかし、いま考えると、それは「つらい」と思い込んでる思い出であって、
同じことを体力の数段落ちたいま実行したとしても、当時ほどには苦痛に感じないだろう。
つまり、気の持ちようである。

20090828fuji.jpg






















下山道は「ブル道」である。
3回、すれ違った。
思ったよりも荷は少ない。

屋根上に人が座っているのは、
運転席から前が見えないためである。

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