忍者ブログ
[10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18]
久し振りに九段下の関東地方測量部へ行き、
いろいろ見比べながら旧版地形図のコピーをとってきた。

ある森林鉄道に隧道があるのを見つけ、小躍りした。
しかし、有名な書物にも紹介があるらしい。
ネット上でもレポを見つけた。
ちょっと残念、でも近々に行ってみよう。
PR
なんというか、雨だったために写真をあまり撮らなかった。
なんの変哲もない道と言えばそうだったからかもしれない。
以前、オフロードバイク雑誌に関わっていたとき、
林道の写真はどこで撮っても変わらんよ、というのが常識だったが、
それに近いかもしれない。

kuro5.jpg






とにかく石垣がきれいだった。
堅固だった。
石垣のあるところでは路肩が崩れているところはほとんどなかった。
一部、石垣ごと谷側に押し流されているところがあり、
そこは道の上にも土砂が堆積していた。

kuro6.jpg






馬頭観音。
想定していたよりも小さかった。


『山さ行がねが』でのプチレポでは、とんでもないところを歩いているように見える。
実際は、トラバースする部分でも足下はしっかりしていた。
斜面を写真で表現するのは難しいが、
安全を表現するのも難しい。
位置関係は、こうである。
hashira_map2.jpg











それを鳥瞰図で見ると、こうなる。

hashira21.jpg




紀ノ川沿いの平野部から大阪方面に出る際には、
和泉山脈と金剛山地の鞍部たる紀見峠が
そのルートとして選ばれたのがよくわかる。


柱本の手掘り隧道付近を拡大すると、こうである。
hashira22.jpg





林間田園都市の住宅街は山を切り開いたものであって、
かつてはそんなところに道などなかったのだろうが、
橋本から向かうのであれば、
芋谷川の谷沿いにあがってもいいじゃないか・・・


#これらの地図画像と鳥瞰図は、DAN杉本氏作製のカシミール3Dを使用した。

今週末のヨッキ氏のほうには
「ひょっとこ出現注意」
という謎の連絡があった。

どこかに意匠でもあるのだろうか?
さて、詳細である。
柱本の手掘り隧道。
実は、中が崩落しており、正式に通行止めとなってしまっている。
hashira11.jpg






この看板の裏というか中というか、には、
「手掘りトンネル→」というような案内看板がある。


hashira13.jpg






これが「切り込み接ぎ」である。
くさび形の石、これは効果を狙ってそうしたのか、たまたまそうなったのか。
それにしても美しい。と思いきや。

hashira12.jpg






内部を見ると、どうも安定してんだか不安定なんだか。
内巻きがねじれているというか、ひしゃげているというか。


hashira15.jpg






反対側(南側・細川側)坑口。
当たり前だが、石の組み方が違う。

hashira14.jpg






こちらには、水抜きか、少し小さな石がはめ込んである。
なんとも美しい限りだ。




Copyright (C) 2005-2006 SAMURAI-FACTORY ALL RIGHTS RESERVED.
忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー
twitter
twitter2
プロフィール
HN:
磯部祥行
性別:
男性
自己紹介:
メールはy_磯部/blue.ぷらら.or.jpにお願いします。日本語部分等は適宜置き換えてくださいませ。
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア