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昨晩の廃道ナイト。
予想通りの大成功だった。
お二人様、本当に楽しい時間をありがとうございました。
物販で『廃道本』はじめいろいろお買い求めいただいた方々、ありがとうございました。

個人的には他ジャンルとのコラボも見てみたい。

看板、廃隧道が描かれています。
お店のスタッフに拍手!


20090906_2.jpg20090906_3.jpg20090906_1.jpg20090906_4.jpg
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ほぼ雨はやんだ。
熱塩駅を出た時点で1630頃。
日が長い時期だからと高をくくっていたが、
そろそろ日がかげり始めている。

急げないなりに「道の駅 喜多の里」に立ち寄り、
ここに風呂があることを確認する。
ここまでくればあとちょっと、たぶん4kmくらいだろう。
そう思って、痛みをこらえてペダルを踏む。
しかし、ここからが長い。
ほぼ下りきったので、R121にもどればクルマのデポ地点までは上り勾配である。

岩月町宮津の町中をショートカットし、R121に出る。
ここから上りだ。
行きに見た謎の碑や「大峠通行止め」の看板を見ながら、
朝、クルマでそれを見てからデポ地点まで何分走ったか、
そんなことばかり考えていた。

上り坂でこげなくなった。
やむなく降りて押した。
それでも足がもつれるほど膝が痛い。


朝、出発直後に見た土砂採掘場が見えてきた。
ざっと1kmはありそうだ。
少し絶望感を感じながら、押したり、乗ったりして進む。
平常時に普通に歩いた方がずっと速いはずだ。

右。
左。
くねる道の両側の家並みが消えない。
クルマをデポしたのは、人家が途切れてからだから、まだまだなのだ。

いくつかのワインディングの上りを追えると、少し開放感が出た。
家並みが切れた。
そして、ハイエースが見えた。
終わった。

道の駅から7km、それに1時間以上かかった。
それだけに、達成感はあった。

その夜は道の駅で食事をし、風呂に入り、駐車場で車中泊をした。


20090718ootouge3.jpg








合流地点では、新道は橋である。
その下でしばし雨宿り。
頭を雨から守ってくれたヘルメットをパチリ。

ここから新道である。
大峠トンネルは上り勾配で、以後はほぼ下り勾配のはず。
大峠トンネルに向けてこぎ出す。

歩道上にDVDがたくさん落ちている。
どれもこれも雑誌の付録のやつだ。
拾う価値なし!

大峠トンネル手前で道路工事をしており、片側交互通行となっていた。
こちらは自転車なので何事もなく通過。
大峠トンネルは歩道のようなものがある。
最初は道路を走っていたが、やはりこわい。
狭くても歩道のようなものの上を走る。

すぐに両膝が痛くなってきた。
ランニングでサポーターをしないとすぐに痛くなる、持病みたいなものだ。
いや、これはかなり痛い。
長さ4kmで100m以上の高度を稼ぐ大峠トンネルを抜けたあと、
チェーン脱着所にへたりこんだ。
膝が痛い。

ここからだましだまし行くことになる。
ほぼすべて下りだったのが幸い。
ほとんど膝をうごかさずとも進める。
・・・うう、腹も減ってきた。

ガンガン下り、日中ダムにて物販所があった。
食堂の幟もあった。
しかし、すでに営業していなかった。まだ3時すぎなのに。。。

ここで一端道の素性はR121から県道となり、オメガカーブを下る。
オメガの口を巾着状に縛るように、新道が建設中であった。

そして熱塩へ。
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日中線記念館は開いていた。
展示してあるキ100やオハフ61の車内にも入れた。
オハフ61。
懐かしい。
子供のころ、最初はこの板張りがイヤで避けていたが、
そのうち好んで乗るようになった。
背もたれなど、クッションつきだろうか板だろうが、あまり関係ないというのが実感だった。
隧道手前は、やはりというか、峠特有の「次、曲がったら来る!」という感覚がある。
閉塞していることはないだろうと思うものの、
逸るような無理な平常心なような気持ちで進む。
強い風が吹いつけてきたら、視界に大峠隧道が入った。

山形側の光がすぐそこに見える。
意外なほど短いということだ。
水没もしておらず、安心した。

中は、寒い。
強い風が吹き抜ける。
まさに、福島と山形を貫く風穴。


隧道内で撮影大会。
小一時間もいただろうか。
結局、三脚もカメラもここでしか使っていない。
ここでペットボトルを見ると、まだ300mlくらいしか飲んでいない。

残念だったのは、『廃道本』で見た、隧道内の「通行止め」看板がなかったことだ。
隧道内には米沢の管理施設名(忘れた)の書かれた
柵状の足場パイプ(だったと思う、これも忘れた)があったのみだ。


山形側に出ると道は左右に分かれる。
地図を見た上、左に行くと、また左右に分かれる。
かなりの雨になったので地図が濡れるが、まあいい。
どちらの「右」も、地図には載っていない。

ここからしばらくはダートだか舗装路だか見分けがつかないところを進む。
いろいろなサイトで見たとおり、フェンスが道の上に倒壊しており、
その支柱の鉄骨を乗り越えながら進む。
道幅のほぼすべてに崩壊土砂が堆積しており、
崖側の白線とおぼしき線よりも外側を歩かざるを得ないこともしばしば。
ただ、基本的に下りなのが幸せだ。

都合1時間ほどですべて下ってしまった。
まあいい。
寸法がおかしかったトップ画像を差し替えた。
R121大峠隧道だ。


18日に自転車で回ってきた。
土砂降りの中、ひっしこいて標高差800mを16kmで登り切ったところで
空が開け、左に翼壁が見えながら右カーブすると、大峠隧道があった。
前に立つと、吹き抜ける風の強さに体が凍えた。


当日、クルマを福島側の入田付小学校そばに止め、
ひたすらローギヤでこいだ。
ゴールドウインの、ゴア同等のカッパを着ていたのだが、
あまりに古いために防水透湿という機能をほぼ果たさず、
内側もびっちょり濡れた。

でも、頭をタオル+ドカヘルで対策していたために、
雨が髪の毛→顔と伝わるような不快感はなく、
雨を存分に堪能できた。

大峠まで3時間半ほどであった。
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