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JR徳島駅は、周辺に高層マンションが建ち並ぶ立地である。それなのに、上の写真のような光景が日常である。古レールをトラスに組んだ、木造跨線橋と、木柱によるホーム上屋。3・4番線ホームから2番線(駅舎と直結。1番線は、一般的には0番線に相当するようなホームの切り欠き)を見た光景。

跨線橋はもう一つあるが、それは後日別記する。

跨線橋を渡り、2番線から反対側を見る。跨線橋部分の右端、右側のホーム(3・4番線)のこちら側にはエレベーターの建屋がある。また、そこに続く階段は閉鎖されている。

桁裏。横桁は古レール、斜めに張られた下横構はアングル材に見える。

向かって右がエレベーター室と閉鎖された階段。左が供用中の階段。階段部分の窓は斜めの窓枠で、やはり木製。

エレベーターの入口、これは2番線側。以前も書いたように、こういう古い跨線橋に後付けされたエレベーター、というシチュエーションが好きだ。サイボーグとでも言おうか。

通路はこんな。桁は古レールによるトラス、左右のトラスを結ぶ天井の梁は古レールを逆さまにして鈍角で突き合わせている。これはおそらく屋根を支えるだけの役割しかなく、左右のトラスは斜めに張られた、ターンバックル付きの細い丸棒が部材として働いているのだと思う。

そして、貴重な木桟の窓枠。

木枠の窓ってこうだったよね! 窓も枠も縦と横が揃うこういう組み方、こういう鍵、こういうレール。これがきれいに維持されているのが嬉しい。

最後に、桁の橋脚部分。すべて古レール製。右側と真正面は「大」のような形で補強されているのに、左側はない。これは、最初にはあったものが、後年、階段下を物置かなにかに使用するため、欠き取ったものだろう。

このように、水平の部材であるレールが切断されている。


(続く)



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