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JR土讃線の須崎駅。タブレット交換の名残か、ふたつのホームはすこしズレで配置されている。そのため跨線橋の階段は互いに他方を向いている。写真は2番線から、駅舎のある1番線を見ている。

古レールをプラットトラスに組んだ、木製の跨線橋。窓はなく、風よけの壁だけがある。開口部が広いのは南国ゆえか。

階段部分、 構え上部の木製の梁が台形になっている。そしてホーム上屋と連続している。

開口部が大きいので明るい通路。屋根は古レールを逆さまに使って山型に組んでいるが、中央の接合部、通路側板との接続部のガセットが大きいので甲殻類の脚のようだ。

開口部は窓のような処理になっている。天側には溝が切ってある。地側の枠にレールをつければ引き違い窓を入れることができる。

縦の枠の継ぎ方、このいかにも木工なところが愛おしい。

フレームたるレールのガセット部分はリベット接続なのだが、その頭を逃がすために木材をえぐっている。おそらく現物合わせでの細かな作業だ。

階段突き当たりと階段の下り口。

1番線から跨線橋反対側を見る。

そして、ホーム上屋を支える古レール製の柱に注目。おもしろい接合をしている。背中合わせにしてY字型にしているなのだが、脚が末広がりになり、その間を鋼材でつないでいるのだ。

振り向いて。1番線のホーム上屋は片流れで、古レールの支柱はレールとは反対側に向かって長く伸びている。

2・3番線に戻ってみると、こちらのホーム上屋はV字型であり、古レール支柱も通常のY字型だ。

左には貨物ホーム上屋が見えているがこれは別稿で。




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