樹木の成長に伴って、仏像の頭を取り込んだり、自転車を取り込んだりすることがある。この倉庫は、そういうことを連想させる。
車号は消えているが、ワラ1か、同じスタイルで一回り小さいワム60000だろう。 倉庫用として貨車の販売を大々的に始めたのが1984年2月以降。ということは、貨車の屋根のカーブに合わせて壁が作られているこの建物も、それ以後の築ということになるが、どうもそう見えない。もっと古そうに見える。 ここは道路を隔ててすぐ海、木造建築が早々に古びてしまったとも考えられなくもないが、それにしても…。 塩害もあろう。徐々に錆が進行している。 これは、向かって右の「取り込まれた」ほう。 右のものは、ちゃんと銘板も残っている。昭和38年製造ということは、仮に払い下げを昭和59年とすると、現役21年、こうして倉庫になって28年。余生のほうが長い。 貨車の廃車体はほうぼうで見かけるが、その大部分がそういう状態なのだろうと思う。 PR |
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