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(Kashmir3D+スーパー地形+地理院地図)

利根川から導水された両総用水は、JRをくぐると高台の「北部幹線」に上る。地図中央あたりに「発電所等(ここではおそらく変電所)」の地図記号がある、そこにあるのが第1揚水機場だ。

 
この建物がそれ。背後の高台に上げる。

 
取水口は5門。

 
建物背面にある、一見、水力発電所の水圧管路。しかし、ここでは逆で、水は上に上っている。写真奥左の建屋に、鉄塔から高圧線が引き込まれている。これがおそらく冒頭の地図記号「発電所等」の指し示すもの。ポンプの駆動用と思われる。ポンプは800kWが5基、900kWが2基。900kWは予備?

 
全揚程23.00m、実揚程20.99m。取水前の水面のマックスがT.P.(=標高)0.660m、高台の上はマックスがT.P.19.36m。

* * *


 
これは下部にある、漂流物をすくい取るスクリーン。レールの上を移動する。

 
車輪は両フランジ。駆動はチェーンかな。左に見える長円形の内部がきっとそれ。上の軸が動力軸。

 
裏から。制御の電線がリールに巻かれているのとか、萌えませんか。

spl.thnx @roadexplorer



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両総用水 公平水路橋の続き。
 
両総用水の取水口兼、大須賀川が利根川に合流する水門。左が大須賀川で利根川(水門の向こう)に流れ込み、右が両総用水で利根川から流れ込む。つまり、並走しているのに流れの向きが違う(が、現実には風で波立ち、あまりよくわからなかった)。


南側を見る。右が大須賀川、左が両総用水。右岸・左岸はどう使い分ければいいんだろう。


地理院地図でもこのように描かれている。

 
「利根川両総水門」の銘板。


大須賀川の左岸にある、香取土木事務所による大須賀川の河川区域の標識。

 
両総用水の左岸にある、水利使用標識。上の大須賀川のと並んでいる。

 
大須賀川は排水路でもある。その大須賀川が利根川に合流する直前、八間川が合流してくる。写真では見えないが、画面中央左にある閘門二つから右が八間川。右の建物は、八間川から利根川に水を上げる両総用水第1排水機場。

 
両総用水第1排水機場。これは、排水路である八間川(上の地図でいうと、西から東へ延びて大須賀川に突き当たる水路)の排水機場。

 
その、八間川(写真右側)と大須賀川(写真左)の間には閘門がある。大須賀川側のほうが高い。排水機場があるほどだ、当然か。

 
 
大須賀川側が「閘門工川表ゲート」、八間川側が「閘門工川裏ゲート」。表と裏があるのだな。

spl.thnx @roadexplorer


JR東日本 小千谷第二発電所 山本第二調整池の「皇紀」古レールの続き。

  
小千谷発電所と小千谷第二発電所、山本調整池と山本第二調整池が隣接し、ちょっとわかりにくいので写真に示すとこうなる。

千手発電所(第1期・第2期)で使われた水は、そのまま第3期・第4期真人沢水路橋(小千谷発電所用)を通って、青い矢印のように写真右上のゲートから山本調整池に流れ込む。そこから4本の水圧管路で小千谷発電所に送水する。

調整池内には弧を描くのは越流堤で、余水を写真右下に落とす(黄色い矢印)。右下の黄緑のマルは、写真の枠外にある取水塔で、そこから余水を信濃川に流すと同時に、U字型に囲われた連絡水槽にも送水している(黄緑の矢印)。そして、そこからも1本、水圧管路が小千谷発電所に伸びている。

 
(地理院地図に加筆)
地図に示すとこうなる。地図に描いた青線が第3期・第4期、ピンクの線が第5期だ。

 
上空でカメラを右に振る。写真上にわずかに見えているのが第二調整池。(撮ったときは気づいていなかったので、こんなカットに…)

 
5本の水圧管路をアーチ橋で越える。


JR小千谷発電所と山本調整池の空撮動画。



<信濃川発電所関連項目>
第3期・第4期真人沢水路橋(小千谷発電所用)
第3期・第4期真人沢水路橋(小千谷発電所用)空撮
第5期真人沢水路橋(小千谷第二発電所用)
第5期真人沢水路橋(小千谷第二発電所用)空撮
第5期源藤山沢水路橋(小千谷第二発電所用)
小千谷発電所と山本調整池 空撮
JR東日本 小千谷第二発電所 山本第二調整池の「皇紀」古レール
21年ぶりの清水峠

【参考】
にいがた土木構造物めぐり
変電・饋電(き電)・通信のもろもろ   446. JR東日本 小千谷第二(新小千谷)発電所

【概要】
総称:信濃川発電所
(第1・2期)宮中取水口→浅河原調整池→千手発電所→清水峠(154kV)
(第3・4期)千手発電所→山本調整池→小千谷発電所→千手発電所
(第5期)新宮中取水口→山本第二調整池→小千谷第二発電所→小千谷発電所(たぶん)


 
JR信濃川発電所の第1期・第2期、つまり最初に完成した取水施設。信濃川本流上で唯一のダム(重力式コンクリート)で、左岸から取水する。左が宮中取水ダム。右が取水口。

 
 

取水口から先は3条となって、堰を出るところでまた合流して水路トンネルに入っていく。
 
2020年3月上旬に訪れたときにはたまたま取水路の右岸側の水が抜かれていた。スクリーン(フィルタ的なもの)の清掃のようだ。

次に、水路トンネル側から(つまり下流側から上流を見る)。
 
取水トンネルの上はもりあがっていて、まるで地上を走っていた地下鉄が潜る部分のようんだ。


空撮動画では、前半が信濃川寄り、終盤に取水トンネル側から撮ったものをつないでいる。



<信濃川発電所関連項目>
第3期・第4期真人沢水路橋(小千谷発電所用)
第3期・第4期真人沢水路橋(小千谷発電所用)空撮
第5期真人沢水路橋(小千谷第二発電所用)
第5期真人沢水路橋(小千谷第二発電所用)空撮
第5期源藤山沢水路橋(小千谷第二発電所用)
JR東日本 小千谷第二発電所 山本第二調整池の「皇紀」古レール
21年ぶりの清水峠

【参考】
にいがた土木構造物めぐり
変電・饋電(き電)・通信のもろもろ   446. JR東日本 小千谷第二(新小千谷)発電所

【概要】
総称:信濃川発電所
(第1・2期)宮中取水口→浅河原調整池→千手発電所→清水峠(154kV)
(第3・4期)千手発電所→山本調整池→小千谷発電所→千手発電所
(第5期)新宮中取水口→山本第二調整池→小千谷第二発電所→小千谷発電所(たぶん)






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