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丸田祥三さんの長野電鉄屋代線廃線跡取材のお供をした際、須坂の街中でヨ5000のきれいな廃車体を見かけた。ヨ5000といっても13500番台で、つまりはヨ3500の改造車だ。近寄ってみると、なんとカレー店だ。ちょうど昼時だったこともあり、入ることにした。

向かって右のヨ13824がキッチン、左のヨ13581が客室。ということは、かつて鬼無里にあった車両だ。それをきれいにレストアして使用している。

キッチン内には食券の自動券売機がある。キッチン車は熱がこもるのか、ものすごく暑く、サウナのようだった。鉄道車両をキッチンにする場合、熱の排出はもっとも考えなければならないことかもしれない。

客室内は、予想外にヨ5000そのままだ。窓枠も、天井も。網棚すら「網」のままだ。それなのに「客室」たる十分な設備を有している。色味はすべて変えられているが、それでも真岡鐵道の車両の外装ような青緑色の壁と赤い椅子が、これまた違和感なく収まっている。

壁が青く見えるのは露出のせい。
これは配電盤だろうか。左は「尾灯」、右は「室内灯」と書いてある。蓋こそついているが、オンオフのスイッチだろうか。


こういう飲食店は設備だけがウリで料理がアレな場合が多々あるが、ここのカレーもナンもとてもおいしかった。普通の店舗形式のネパール料理店とまったく変わらなかった。つまり、設備の分だけ楽しさが増している。ランチは850円。またぜひ行きたい。


spcl.thnx 丸田祥三さん




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国道7号沿いにある勝木(がつぎ)営業所。こぢんまりした車体のバスが比較的広い敷地に散在している。事務所は定期券等を販売しているようだ。一声かけて撮影させてもらった。

 事務所塔に並んで、2車分の木造車庫がある。入口はシャッター。巻き取り部(ケース)はおそらく室内側。開口部が大きいためか、門構えにトタンだろうか、補強がしてある。トラス橋でいえば橋門構、こういう場合はなんというのか。側窓はサッシ。

車庫内には1車分のピットがある。内部は防寒のためか汚損帽子のためか、ブリキのようなものが貼ってある。ここにバスが入り、整備されているさまは、さぞ「絵になる」ことだろう。



special thanks 丸田祥三さん






かつての駅前商店から見える一に、ショッピングセンターがあった。その店名の書き文字にとても惹かれた。残念ながらすでに閉店しているようだが、かつてはこの建物にいくつもの商店が入っていたようだ。

側面の店名。「シ」「ン」の点を大きなマルにし、半濁音や濁音の点は小さなマルにするセンス。そして、自然に右下にサビが浮き、「右下シャドウ」のようになっている偶然。とても美しいと思う。


spcl.thnx 丸田祥三さん



新潟交通電車線味方中学前駅の跡に立つと、こんな「建物の裏」が見えた。「中澤商店中学校前支店」と書いてある。

表に回ると、少し薄くなった店名表示の上に「酒の中沢中学前店」という店名。「澤/沢」、「中学校前/中学前」とまったく一貫していないのがおもしろい。

より新しさを出すために店名を切り抜き文字にしたのだろうが、古い手書きのものもよく見えているので、かえって妙な感じになってしまった。

地図情報には載っておらず、GoogleMapsのストリートビューにもシャッターは降りているので、営業はしていないのかもしれない。


spcl.thnx 丸田祥三さん



新潟交通電車線の車両が保存されている月潟駅。真横から見ると、築堤と見える堤防の上の駅舎に向かって、斜面を斜めに横切る階段がある。その左には直登する階段があるが、柵がされている。

斜めに見ると、こう。踏み段は平行四辺形になっており、大変に登りづらそうだ。そのため直登階段を後付けしたように見える。

月潟駅はこのように保存されている。新潟に生まれ育ち、高校時代は電車線を毎日自転車で横切って通学していたのに、乗ったことがあるのは一度だけ。なんともったいかなったことか。そして、この保存を知っても、いままで一度も尋ねたことがなかった。なんと迂闊なことか。

この月潟駅はとてもいい空間なので、折に触れ、訪ねてみたいと思う。


special thanks 丸田祥三さん



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