上遠別。北海道の日本海側、遠別町から南東方向に天塩山地に30km以上分け入ったところにある。道路は道道688号遠別名寄線。 37kmほどさかのぼったところで通行止めである。ここは正修地区。 ここまで、すれ違うクルマはゼロ。路面にはバッタが大量に発生しており、バイクで行ったのだが、靴やズボンにバチバチ当たる。バイクやズボンに、バッタの死骸がついてしまったのはかなり辛かった。現地に到着したときには、もちろん誰もいない。私ひとりだけの空間だった。(撮影の時系列が前後しているので、上の画像には他人のクルマが写っている)。 このまま直進方向が、道道741号上遠別霧立線。ここ正修から南下し、R239霧立国道の霧立とを結ぶ予定だったが、ここからちょっと行ったところで工事は中止されている。分岐を左折すると、道道688号遠別名寄線。こちらは現在も工事中だ。 前身して、振り返る。遠別側に架かる、「遠名橋」。なんという切ない名称なのだろう。 向き直ると、こんなゲートがある。 簡易なものだが、ずいぶんと年月が経っているようだ。少し、先まで歩いてみた。 なかなかいい感じだが、行き止まりなのはわかっているので引き返す。 「一の沢橋」。渡る川は、アイヤムナイ川だ。なお、かつての5万分の1地形図にはフイヤムナイ川と記載されていた。 遠別名寄線のゲート。 こちらはとても立派。 と、突然、乗用車とタンクローリーが現れた。 乗用車の方に「ここの工事は凍結されたのではないですか」と聞いたら「復活した」との返事。この向こうでは工事をしているということだろう。 ちょっとすると、初老の夫婦がクルマでやってきた。ご主人がここで釣りをするそうで、アイヤムナイ川に降りていった。 小一時間もここにいたろうか。帰り道、バス転回所とバス停を見つけた。1日3本もバスが走る? こんな無人の地に? 帰宅後、沿岸バスのサイトを見たら、たしかに走っている。ここ「32号」が終端なのは、転回場所がほかにないからか、それともここまで乗客が乗って来るという需要があるのか。 行き止まりだとわかっていて突っ込んできた道。片道37km。「なにもない」ことを、たしかに見た。 PR |
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