日高大橋。それが径間72.8mの上路三弦橋である、と知ったのは、なにをググっていてたどり着いたのかは忘れたが、『北海道鋼道路橋写真集』というサイトからであった。いま、親ページ(?)はサーバエラーで表示されないが、該当ページは見ることができる。→日高大橋 すでにLEVEL_7Gさんが現地に行き、写真集まで出してしまったのだが、自分の目で見に行った。 事前にLEVEL_7Gさんから「ぜんぜん見えませんよ」と聞いていたとおり、ぜんぜん見えない。ここは、左岸・南側で、足下にはエロ本が落ちていた。 川岸は断崖で、河床に降りることはできない。先のサイトでは、冬に河床から撮っているようだが…。そのため、せっかくの三弦橋なのに、横からの干渉が不可能だ。唯一近づけるのはこの左岸・南側で、それも、このとおり樹木にさえぎられている。橋台を地盤に固定するためのアンカーが目立つ。そういう地質なのか。 こんな角度でしか見ることができない。とても残念だ。 これを見ていると、支承付近の構造が興味深い。 上路三弦橋だから、下弦材は1本、つまり三角錐の、カドが下面に来る。橋脚の軸方向の断面はV字型になり、下弦をひとつの支承でささえるのか、と思いきや、通常(?)の形状をしている。それにあわせるために、トラスの端部は、上から見ると三角形になっている。言葉だとわかりづらいので、ちょろっと描いてみた。 左が橋脚(イメージ、実際の形とは異なる)。いろいろ不具合があるので、パスを連結できておらず、カドがお見苦しい点はご容赦いただきたい。 このような治具とでもいおうか、部材を設置して、橋脚に据えている。 各地にある、▽形の水管橋の端部はどうなっているのだろうか。上弦2本から、断面がΠ字になるような脚が出て橋脚に据えてあるのは見たことがある。ちょっとここに興味をもってみよう。 道路を走っていると、これがそんな特殊な橋であるなどとはまったくわからない。それがいいのか悪いのか。利用者にとってはそれでいいに違いない。ガードレールと同じような高さの欄干と親柱。それで、「ここは橋ですよ」ということがわかれば十分なのだろうな。 この日高大橋が、なぜこんな上路三弦橋という形式を取ったのか。工事誌等を見れたらいいのだが。 PR |
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