東京23区の区名と同じ駅名から歩いて10分ほどのところに、無人となった家があった。屋根にはCS放送とおぼしきパラボラアンテナがあり、とある表示には平成3年を示すものがある。遅くともその頃までは誰かが住んでいたのだろうが、いまはご覧のように蔓状の植物に覆われている。道路に面した3枚引き戸は、そこが戸であることがわからないほどになっている。幸い、荒らされた形跡がないのは住宅街にあるからか。
その建物の脇に、比較的新しい電柱と標識があった。しかし、それらをも抱き込んでしまう蔓状の植物。電柱にテンションを与えるワイヤを登り、頂点を征服。その途中からは「止まれ」標識に手を伸ばしてつかみ取り、標識の付け根即ち電柱に取り付いて天地方向に延び、電柱頂点から下ってきた蔓と絡んでいる。なんという生命力。 無人と化した家屋を「廃墟」と称してを鑑賞する趣味は私にはなく、むしろ避けているのだけれど、この標識には廃道に取り残されたものと同じものを見た。標識が、なにか話したがっている。なぜ自分が新設されるのに、すぐ横には無人の家屋が放置されたままのか、と。 その家屋の玄関にはいろいろな標章が貼ってあったが、これが気になった。五稜星にG。カルテックスのなにかかと思ったけれど、違うだろうな。ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示いただければ幸いです。 2012年3月21日追記: 東京ガスの旧ロゴとのご指摘を高瀬文人さん、齊藤宏之さんよりいただきました。ありがとうございます。こちらのサイト「3po Maniax」によれば、1985年までこのロゴだったとのことです。 こうした標章は、検索してもあまりひっかかりません。意外に撮ってる人、少ないのかな。気にしてみようと思います。 PR |
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