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P9110993.jpg
江東ドボクマッピングのあと、かの有名な八幡橋に行ってきた。

この橋については、ネット上にいろいろな言説がある。曰く、
「日本で初めての鉄橋」
「東京で初めての鉄橋」
「初めての国産鉄橋」……。

ちょっと待て。「弾正橋」として架けられたのが1878年(明治11年)。この時代、既に鉄道も走っている。ということは、鉄橋も既にあったはずだ。そういえば、大阪の浜中津橋は1874年(明治7年)の鉄道開業時の橋梁からの転用である…。

『新版日本の橋』によると、日本最古の鉄橋は長崎の「鉄橋(くろがねばし)」。1868年(慶應4年)。竣功か供用かは不明(以下同)。2番目は翌年の横浜の吉田橋、3番目が大阪の高麗橋。その「鉄橋」は「アーケード国道」こと国道324号にある。場所はここだ。


さてこの八幡橋、文化庁の重文指定には「東京に架けられた最初の鉄橋」とある。
それ以外で、公的に「日本初の」という記事はネット上にはなさそうだ。付近にある「来歴」にも「東京市最初の鉄橋」とある。つまりは「日本初」はデマである。



書きたかったのは八幡橋のことではない。すぐ近くに保存されている「新田橋」のことだ。
P9110985_R.JPGこんな感じで草に埋もれている。柵の向こう側にあるので、もちろん中には入れない。

このワーレントラス橋は、長手方向に何本か細い棒が渡してある。

P9110989_R.JPGその棒の端部はこのように回転可能のようだ。

これを見て、この棒はトラス変形時の修正用だと気づいた。古い客車の床下のトラス棒、アレである。

ターンバックルもあった。
P9110990_R.JPG
間違いない、これで歪みを調整していたのだろう。

それにしても、1932年開通。その時点で、こんな歪み調整用の棒を持つ橋がなぜ誕生したのか。予算か。町工場が作ったから新しい理論とは無縁だったからか。謎は深まるばかりだ。
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