(写真は洗浄後)
メレルというメーカーがある。十数年前、モックで一世を風靡したメーカーで、ビビッドな色のモデルも魅力的だった。モックは非常に履き心地がよく、私は色違いで4足持っていたが、いつのまにかコピー品が氾濫し、おっさんおばさんまではき始めたため、はくのをやめた。 数年前に「カメレオン」というモデルが出た。形もすてきでカラーバリエーションは当時5色だったと思う。ゴアテックスを使用したアウトドア用の靴ということで、ブーツを代表とするごつい靴の流行もあり、かなり売れていた。色や形などいいと思いながらもいろいろ思うところがあって買わずにいたものを、結局買ってしまった。 非常に履き心地がいい。都心部の舗装路を何時間歩いても大丈夫。それまで10年間くらい好んではいていたパトリックは靴底の薄さもあって、そういうのが苦手な靴だった。だが、使うにつれて、これはアウトドア用の靴としておかしいんじゃないの、と思うことが目につくようになった。 まず、濡れてる路面で滑る。 そして、汚れが落ちづらい。 汚れを落とすと、アッパーがボロボロになる。 靴紐がすぐほどける。 どこがアウトドア用なんだろう? 野フェスで履いてる人がたくさんいるというが、みんなどうしてるんだろう? 汚れについて実例を挙げる。 ひっつきむしがついた。それをひっぱがしたら、こうなった。 (わかりやすいように暗めに撮影。実際にはもっと明るい黄色。次の写真も同じ) かなりありえない。ご自慢の撥水ポリエステルメッシュとやらは、ひっつきむしより弱いのか。 そして、泥を洗浄する。こうなった。 歯ブラシでゴシゴシこすったら、これだ。もともと編み込みのようになっているので、汚れが詰まりやすいのだが、それがほつれてくる。この写真に挙げた以外にも、細かなほつれはたくさんある。 私は、汚れが落ちる/落ちないと、アッパーが傷む/傷まないは別物だと考える。洋服で考えるとわかりやすいが、シミをつけたら落ちないこともあるし、洗濯を繰り返せばヤレたり色落ちもする。しかし、洗濯したら糸がほつれてくるようなことは、よもやありえないだろう。 アウトドアユースなのだから、泥、草の汁、もろもろの頑固な汚れがつくはずだ。そうした場合は当然、汚れを落とす。その結果、ほつれるのは許せない。 もうメレル製品は買わない。 PR |
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