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上越線 第一利根川橋梁(群馬県)
上越線 第二利根川橋梁(群馬県)
上越線 第三利根川橋梁(群馬県)
上越線 第四利根川橋梁(群馬県)
上越線 第五利根川橋梁(群馬県)
上越線 第六利根川橋梁(群馬県)
上越線 第七利根川橋梁(群馬県)
上越線 第七利根川橋梁(群馬県)の次の橋
上越線 第八利根川橋梁(群馬県)の続き。


20120417_011.JPG利根川に沿って遡ってきた上越線は、湯桧曽駅の手前で上下線が別れ、上り線は利根川の支流、湯檜曽川に沿ってさらに遡る。ここと、土合の先で2回、湯檜曽川を渡る。

上越線開通時は単線だったので、いまは上り線となっているそのふたつの橋も、高崎方から第一、第二と名称がつけられている。第一湯檜曽川橋梁は3連のプレートガーダーで、ご覧の通りの石積の円柱橋脚がすてきな橋だ。

上の写真は、一度橋をくぐってから振り返って撮っているが、水上から国道291号を登っていったときに目にするのはこんな光景だ。

20120417_004.JPG左下(手前)が水上駅・湯桧曽駅方、橋を渡って対岸が土合方。この角度では、湯檜曽のループ線の「上」も見えている。

手前に見えるかわいい吊橋は稿を改める。


20120417_006.JPGご覧のような、立派な石積円柱橋脚。対岸の基部を見るとわかりやすいのだが、基部はコンクリートで補強されていて、そこが赤く塗られている。

架線柱は橋脚に取り付けられている。まるでUFOキャッチャーのアームがプレートガーダーごしに橋脚をつかんでいるかのようだ。

20120417_007.JPG桁を完全にくぐって、角度を変えて。

20120417_008.JPG架線柱と橋脚の関係。

20120417_010.JPG真横から。これは第2連。上流側に塗装標記と銘板。それを見ると、「第一」という橋梁名も、3連の数え方も、建設時の基準(高崎方から数える)を踏襲しているのに、「位置」は土合湯檜曽間137K895M61」とある。銘板は鉄道省規格だろう。

20120417_005.JPG高崎方の橋台。コンクリート製。翼壁は石垣。

20120417_009.JPGさて、この湯檜曽川を渡る国道291号の橋。一見、なんの変哲もない橋。しかし、そこに刻まれる「縣界へ十六粁四」の文字。これは、清水国道の名残だ。詳細は「山さ行がねが」の清水国道の項目を熟読されたい(湯檜曽橋の記述は『廃道本』にもある)。廃道ファンや国道ファンにはよく知られた道なのである。

20120417_012.JPG渡りながら、対岸の橋台。こちらもコンクリート製…の大部分は見えず、その手前が整備されて化粧板が張られている。

20120417_013.JPG対岸。親柱の銘板とともに振り返る。「ゆびそはし」。ここから支線を上げたのが、この記事冒頭の写真。だ
 
* * *

この第一湯檜曽川橋梁は、道路とのクリアランスが比較的少なく、かつ真横から見ることができるため、ここを列車が通過する際の迫力はすさまじい。深夜にEF64重連の貨物列車が通過するのを見たことがあるが、ありえないくらいの騒音と迫力だった。これはぜひ体感してほしいと思う。


 
 
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