上記の場所に、「なんでこれが歴史的鋼橋集覧に収録されてんの?」と思ってしまう橋がある。 熊ヶ根橋。1954年(昭和29年)開通の、上路のスパンドレルアーチ。「普通の鋼製アーチ橋じゃん」と思うかもしれないが、実は現在の姿はかなり改修されてしまったものである。 その秘密は断面を見ればわかる。 中央のアーチが初代の部材。そこから左右に添えられているのが、新しい部材だ。初代の部材は基本的にリベット留め、左右の新しい部材はボルト留めなので、すぐに見分けがつく。 斜めから見る。 この角度にすると、元からあったアーチの部位がわかるだろう。手前(画像左)はプレートガーダーだ。上のアーチ内部の写真は、この鈑桁の下にもぐって撮った。 この改修がどういうものかというと、いまでも資料が残っているので引用する。 国交省のサイトより。 寸法もある。 国交省のサイト( 一般国道48号 熊ヶ根橋補強・補修)から。 左右に張り出すのだが、片側(東側、下流側)を車道、片側(西側、上流側)を歩道とする。車道幅は、6mから10.9mに広がる。旧橋は東側に歩道が張り出していたことが上の図からもわかる。張り出し方はこんな感じ。 国交省のサイト( 一般国道48号 熊ヶ根橋補強・補修)掲載の画像をつなぎ合わせた。 なんか、歩道部分、三弦トラスに見えるんですが、ちょっと検索しても分からなかった。 この改修にあわせて橋台も改築された。銘板がある。 この橋についても、とくに発見はない。 なお、歩道からは仙山線の第二広瀬川橋梁が見える。こんな橋だ。 これは歩道のフェンスによじ登って撮っている。フェンスを全面的に信頼していいのかという疑問を持ちつつ、恐怖感に駆られながら撮った。かなりの高さだ。この橋については上記リンクをご覧いただきたい。 PR |
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