内村川の谷間の国道を東に向かって走っていると、畑の中に「モービロイル」と書かれたブロック塀が現れる。ほとんどは空色(が褪色した色)、下部は小豆色(が褪色した色)で塗られた防火壁。
その向かい、つまり右には本殿がある。 広大な敷地に、荒らされもせずに残るモービル石油の給油所。 防火壁には「軽油89円」とある。いつの水準だろう、2006年には軽油は100円こなっていた気がする。 ガソリンスタンド然としたたたずまいのサービスルーム。かつてはこの大きなガラス窓の向こうにドライバーが休むソファがあり、事務机の付近は書類で溢れており…。いまも室内には当時販売されていたままの商品が未開封(多分)のまま残されている。 いわゆる「廃墟趣味」はないので、侵入などはしない。あくまでも「自由に勝手に歩いても(たぶん)怒られない対称」として閉鎖された給油所で観察しているの。 外にはほとんど遺留品はないのだが、ここに目が行った。 (上) 「使后は元の所え 空気圧力計掛ケ」 (下) 「空気バルプは 使用后はしめる事」 そして。 「モービロイル」という、Mobil Oilを英語で読むと続いて聞こえてしまうという表記をそのまま採用したこと。そこにあったエアゲージは、イギリスのPCL製だったこと。モービルはアメリカの企業であるし、この二つはまったく関係ないのだけれど、なにか嬉しい気がした。 なお、PCLはいまも存在する。 http://www.pclairtechnology.com/ (続き) PR |
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