引き続き、第七只見川橋梁。上の地図には記載がないが、上流側に「四季彩橋」がある(航空写真に切り替えると見える)。その四季彩橋が、いまの只見側両岸の生命線である。 四季彩橋付近からは、このように見える。川の流れは画像下から上方向。右が右岸、会津川口方面。左が左岸、只見方面。 右岸には残った桁と橋脚があり、川の中には転げ落ちたトラス桁。左岸の断崖には、レールが垂れ下がっている。第1連~第4連は無事で、落ちたのは第5連(支間22.3mのプレートガーダー)、第6連(77.5mの上路ワーレントラス)。 トラス桁から見ていく。 上路トラスだった第6連。線路があった面が左、底が右。ご覧のとおり、向こう側が歪んでいる。こうなると、廃棄だろうか。 拡大すると、左下の、桁のコーナーには支承が見える。一部に枕木が残っているのも見える。下横構は、左からふたつめのパネルでは歪んでいるように見える。 少し右に振る。 レールは残っている。 さらに右。 このあたりはまだ歪んでいるように見えない。これより右(この場所からは取れない)が歪んでいる。 再び引く。 こうして見ると、トラス桁がねじれているのがわかる。 右の橋脚の支承を見ると、置くのはすべて引きはがされているが、手前のは下部が残っている。そして、それに草木が絡みついている。 さらに引く。 引き抜かれた、橋の上にあったレール。手前側(只見に向かって左)のレールはジョイント部で分断されているが、奥川(同右)は、そこからさらに1本分、レールがつながっている。すなわち、枕木から引き抜かれている。そして末端が、滝(?)に洗われている。よく見ると、継ぎ目板がついている。 残っている第4連。第5連(プレートガーダー)は、第6連に載せかけるように架かっていた(第一利根川橋梁のようにはなっていない)ので、第5連も、第6連とともにもっていかれたのだろう。 3脱線防止ガードを含めて4本のレールが敷かれていたが、垂れ下がっているのは3本。なぜだろう。 残っている桁に、下から近づこうとしたが、藪に遮られて無理だった。 回り込んで、残っているプレートガーダー。歩み板の一部がめくれあがっている。台風の風のせいだろうか、樹木が線路にもたれかかっている。 振り向けば、こう。 夏の期間中、放置していたのだら、当然だ。しかしつらい。 【関連記事】平成23年新潟・福島豪雨で被害に遭った橋梁群の記事 (金山町側) 西部橋(平成23年新潟・福島豪雨で落橋) 国道252号 二本木橋(平成23年新潟・福島豪雨で落橋) 田沢橋(平成23年新潟・福島豪雨で落橋) 只見線 第五只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋) 只見線 第六只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋) 只見線 第七只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋) (只見町側) 只見線 第八只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 小川橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町 楢戸橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町 万代橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町 五礼橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町 PR |
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