忍者ブログ
[40] [39] [37] [36] [35] [34] [33] [32] [31] [30] [29]
『廃道本』におけるnagajis氏の記事によれば、18世紀初頭の自然崇拝思想の中で、
エドマンド・パークなる思想家は「美」と「崇高さ」を切り分けたという。
「美」の上位に「崇高さ」があり、「崇高さ」とは恐怖を伴う美であるという。
新田次郎の『劒岳 <点の記>』を読んでいて、これを想起した。

主人公が、劒岳初登頂を試みる日本山岳会の考えについて触れる場面である。

時間と金を使い、危険な目に会っても尚未知の自然に近づこうという彼等の意気込みは、
学者や芸術家が身を挺して真理や美を追求してやまないのと似たところがあります。

この時点では、まだ「美」であり、「崇高さ」には気が付いていないようだ。
これが、どう描かれていくのかは、また後日。
PR


Copyright (C) 2005-2006 SAMURAI-FACTORY ALL RIGHTS RESERVED.
忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12
14 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
twitter
twitter2
プロフィール
HN:
磯部祥行
性別:
男性
自己紹介:
メールはy_磯部/blue.ぷらら.or.jpにお願いします。日本語部分等は適宜置き換えてくださいませ。
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア