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山形県の国道沿いで、赤信号のために減速すると、ふと右側に矢羽根型。建物の屋根が深く、板壁の板の巾が広く、看板も大きいので、それに比して戸が小さく見えるが、それでも高さは普通の戸1枚分の大きさ(1間)はある。建物が大きいのだ。

引き違い戸のようだ。



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茨城県のある都市の、駅も市役所も徒歩圏内という場所にあった大きな倉庫。向かって右は下見板張り、左は塗炭の波板が貼られている。

クルマ2台分はあろうかという大きな入口。戸は左右に分かれる2枚引き戸かと思ったが、向かって右は全部を引き込めないし、左も窓に干渉する。

 
近づいてみると、4枚引き戸だった。扉の形に沿って、丁寧にコンクリートの敷居がある。

 
鉄製のレールも見えるので吊り戸と思われるが、上の写真の左の戸の右上角(ややこしい)にはクルマを取り外した跡のようなものがある。開けにくいと思われるが、GoogleMapsのストリートビューではこの扉が開いているし、現役で使われていることがわかる。

 
面白いことに、右横を覗くと、建物が右カーブしているのがわかる(写真はそれがわかりやすいように角度をつけている)。衛星画像を見ると、建物は道路に対して斜めになっており、上の写真向かって右の角は鋭角、左の塗炭部分は鈍角である。左の塗炭部分は、建物の側面を見ても切り貼りしたようになっており、もしかすると増築したのかもしれない。


 





 
台風の名残か、非常に強い海風を浴びながら、北海道の日本海側を石狩から北上していた。森林管理署の事務所の隣に、この、大きな倉庫が建っていた。

>>>の戸の下部には戸車が見える。それぞれ、左右に開くのだろう。

 
シャッターの部分は、元来、どういう造りだったのだろう。当初からシャッターだった時代でも、右の木製の戸は>>>だったのだろうか。



 
三河との境にほど近い遠江の山間の町に、下向きの矢羽根があった。両サイドに蝶番が見え、向かって右の2枚は手前に膨らんでいるので、観音開きだろう。このような木製扉は一般的に吊り引き戸が多いが(筆者調べ)、観音開きは初めて見るケースかもしれない。

この倉庫は、屋根が建屋のセンターからずれているのもおもしろい。そして、その軒下に入り込むように増築されており、しかもそちらは引き違い戸のようだ。いや、向かって左が戸袋で、全開にできるのかもしれないが。
 
立地もすごい。斜面を掘り込んである。隣接する坂の具合よ。そして、この坂を利用する人にとって、カーブミラーがなんと邪魔なことか。



屋久島の安房貯木場を見学させてもらった。倉庫然とした建物の戸が、/\型だった。

見るに、吊り戸で、両開き。重さがあるからか、取っ手は戸の両側につけられ、両手で片側に引くようになっている。

幸か不幸か表側の羽目板が脱落しているので構造もわかる。斜めに板が打たれているのは表側で、裏側は長手方向に渡してあるようだ。

こういうのを見ると、菱形・バツ型含めて、戸の剛性を上げるために斜めに打っているのだと思うが、こちらが表になるのは、意匠的に優れているからだろうか。








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