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かなり均整が取れた木造倉庫。屋根は金属葺き。電気が引き込まれている。


菱形を描く木製扉の開口部はほぼ正方形。庇はない。正面の羽目板はすべて一枚板。


側面の羽目板は、水平方向に3分割したとして「1:2」と「2:1」の長さの板が交互に来ている。妻面上部には換気口。

現役で使われている倉庫であり、隣に設置された簡易トイレもきれいなものだ。



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能取湖畔を走っていて、ちょっと横のダートに逸れてみた。そこに建っていた小屋に、矢羽根型の木戸があった。

漁具の小屋だろうか。海のすぐそばの木造の建物には、こうした木の戸がよく似合う。
善宝寺駅の駅便の続き。

善宝寺鉄道記念館の南に、農業倉庫が続いている。


真正面からはとても撮れないくらい長細く、道路に沿って建っている。増築を重ねたようで、左端と右端はつながってはいるが違う建物になっている。写真右側の道路は庄内交通の廃線跡で、つまりは線路に沿ってこの倉庫があった。駅構内の配線がどうなっていたのかはわからないが、1975年頃の空中写真を見ても、引き込み線があったようには見えない。

建築年次がバラバラなので扉はいろいろな種類があり、ひとつ、木製菱形があった。

廃線跡とは反対側。張り出した屋根の持ち送り、ここに大きなマルがあしらわれている。建築年次が違っても、この意匠は揃えられている。

改修作業をしており、扉が開いていたのでのぞき込むと、内部に学校の体育館の壁のようなものが見えた。これが倉庫の本体なのだろう。

掲げられている表札(?)には…

番号 鶴支米第7号
昭和四十七年四月一日
山形食糧事務所長
国内農産物米穀検査場所
名称(農)鶴岡10.11.12号層と前
設定期間 常置

この写真に写っている場所は倉庫と一続きではあるが、「検査場所」であり、倉庫とは別の役割を持ったところのようだ。


spcl.thnx 丸田祥三さん


新潟駅ホームに行ったら「DLばんえつ物語体験号」なる列車がいて、思わず飛び乗って馬下まで行った。それは後述するが、馬下駅には油庫がある。こうして見ると、少し傾いている。

1910年にここまで開通したときから建っているようだが、立て看板まであるほどだ、近年には整備されているだろう。扉も木ねじもきれいなものなので、復元したのだろうと思う。

背側。大きな窓がひとつ。

煉瓦造りなのは耐火性能を求めてのものであって、とはいえ煉瓦の建築様式は守られている。柱は木製だろうか。さらには「煉瓦建築」なのに瓦屋根。見事な折衷様式ではあるまいか。


以下はおまけ。SLばんえつ物語体験号。ほぼ貸し切りでこれが撮れるくらい空いていた。


京都府の由良川河口、右岸をボケッと北上していたら行き止まりだった。河口部分に架かる橋は鉄道橋だけだった。

すごすごと引き返すと、線路脇に菱形の木製扉が見えた。来たときには気づかない方向。ブロック積みの小屋で、この正面の扉横に張り出した部分は構造ではないようだ、意匠だろうか?扉の上に梁がないこともあり、側壁が倒れないように支える意味合いがあるのだろう。ブロック塀の控え壁はよく目にするところだ。(参考:http://www.sasakiblock.com/kitei.html

線路との境界も曖昧な、こういう場所が好きだ。

(注)太字部分、市瀬克己さんからご指摘を受けて2014年11月1日改変


●関連項目
由良川橋梁(京都府/北近畿タンゴ鉄道宮津線)


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