どう分類すればいいのかわからない、モノレールの桁について書く。
6月19日(土)に千葉の三省堂カルチャーステーション千葉において『廃道の魅力を語る』に行った際行きがけの駄賃に千葉都市モノレールに乗ってきた。前週に開催された高架橋脚ファンクラブの千葉都市モノレールに乗るというイベントが非常におもしろそうだった(私は行けなかった)ので、気になっていた。モノレッT買ったし。で、1日フリーきっぷを買って、普通に動物公園前で目を見張ったりしてきた。 あまりに天気がいいので、千城台から歩いたとき、ふと、この鋼桁兼軌道(以下鋼桁)は連続なのかそうでないのか、とかが気になった。曲線もあるし、金属製であるのだからどこかで寒暖による伸縮を吸収しなければならないので、どうなっているのかと思ったのだ。結果から言えば、3径間連続を原則としているように見えた。桁の分割部はこう。 桁は両脇から抱きかかえられるようにして保持され、重力方向に支承がある。写真ではゴムであることしかわからない。その下にローラーがあるのかもしれない。 モノレールは、走行中でも「線路の継ぎ目」に相当する振動はない。桁と桁の間に隙間ができる場合は、両側の桁から三角形の板を突き合わせており、ここを車輪が通過する。 そして、連続桁部分の中間支承はこうだ。 支承がひとつしか載らないので、その部分の鋼桁方向の長さが短い。それ以外に顕著な差異はなさそうだ。 駅のホームでは、この支承を間近で見ることができる。 また、鋼桁は一枚板ではなく、複数の鋼板をつないである。橋脚間に、1:2:1の割合で、「:」の部分に添接板(鋼板をつなぐ板)が見えるので、支間の半分の長さのものを、添接板部分が橋脚部分にあたらないように配置している。 その添接板部分も間近に。 ボルトの多さに目がくらむ。拡大していくと、ずいぶん前に流行った蓮画像にも見えてくる。このボルト類も、大型の油圧トルクレンチで締めていくんだろうな。 これらの写真を見ると、鋼桁の上に手すりがあるのにお気づきだろうか。点検の人が歩くのか。でも、複線のうち片方にしかない。 この写真を見て気づいたのだが、鋼桁には通常サイズのほかに、逆魚腹型のものがある。支間に添接板が三つあるので、スパンが長いのだろうか。魚腹型の意味(剛性を高める)を考えればそうなる。曲線部分用なのかもしれないが、通常の桁をひん曲げただけのような曲線部分用桁もあるのであまり証拠にはならない。 鋼桁および橋脚には、うるさいくらい銘板と塗装標記がついている。 なお、橋脚の通し番号は、駅間ごとに振り直されている。 活荷重なんか書いてくれてたら、ひとつ目から鱗が落ちるのに。 あとはさらっと。 車止め。 分岐器。 というあたりで。 鋼桁については、その頃の専門誌見ればきっと書いてあるな。ちょっと深入りしてみたい。自分への課題としよう。 あ、最後に私的な視点での見所を改めて。 ・栄橋横断橋…アーチ橋が桁を保持する。 ・JRを横断する部分。 ・プレートガーダー橋に分類していいのか、京葉道路横断部分。 これらはグーグルのストリートビューで見ても楽しいです。 PR |
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