大垣ICにほど近い、養老鉄道烏江駅には、パテントシャフト&アクスルトゥリー製のダブルワーレントラスの一部が保存されている。これは杭瀬川と牧田川を連続して乗り越す牧田川橋梁の、牧田川を渡る部分にかかっていた174フィート4インチのダブルワーレントラスだ。 作に囲われていて、触ることはできない。雑草越しに遠巻きに眺めるのみ。 製造は左沢線最上川橋梁と同じくパテントシャフト&アクスルトゥリーなのだが、横桁にレーシングが施してある。見るからに、後年の補強だろう。 なにしろ、ブレースが「ない」場所もあるのだ。 このような形で保存されている。近づけないのは残念だが、保存されているということは、 この橋梁が果たした役割が、非常に価値あるものと考えられているということだろう。 地理院地図の空中写真(1974~1978)を見ると、この桁が現役だったころの様子がわかる。右川の杭瀬川のほうが水量があるが、スパンの長いこの桁が渡っている牧瀬川はあまりない。 「今昔マップ on the WEB」中京圏編を見ると、牧田川が杭瀬川と分けられる前の地図を見ることができる。かつては両川がここで合流していたため、たびたびの氾濫があった。この烏江周辺も、輪中となっており、いまも田んぼは「堤防に囲まれている」ようになっている。 ■関連項目 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考の整理ページ PR |
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