新潟県の柏崎駅には0番線ホームがあり、その向こうに5線、留置線がある。つまり、こちら側に6線ある。私が小学生の頃に撮った写真を見ると、ここにはレールを積んだチキやワム8、タキなどが留置されている。現在は草むしていて、使用されている気配はない。
左が0番線、右が1番線。0番線は越後線線用。 その0番線、行き止まりの部分に不思議なものがある。 櫓が、それぞれの線路に対応する形で設置されている。これはなんだろう? 荷役の設備だろうか。ご存知の方がいらしたら、ぜひご教示いただきたい。 (4/10追記:架線の末端を保持する架線柱ではないかとのご指摘をいただきました。TcodeFさん、okuyamatsumiさんありがとうございました。) 0番線の向こうは更地になっている。かつては日本石油の柏崎製油所があり、その後は日本石油加工となったが、とにかく石油関連施設がここにあった。産業遺産的な話がたくさんあるが、それは割愛する。それらをふくめ、新潟県中越地震でその多くに被害が生じ、取り壊されたようだ。 振り向けば、跨線橋。 プラットトラスタイプだ。裏に回れば補強もされている。 青い部材が当初のもの。それを、T字型に受ける柱を付加している。 目を上げると、なんか古そう。 いや、ほんとに古い。鋳鉄製だろうか、こうした鉄製橋脚は、東京都内の鉄製橋脚の年代から考えると1920年代くらいのものだと思いたいのだが、いかがだろうか。 参考までに、愛知県の武豊線半田駅の跨線橋の橋脚の写真をリンクしておく。出典はwikipediaである。半田駅の跨線橋は1910年設置であるとも記載がある。そこから大きくは離れないうちに設置されたと見てよかろう。 ●2013.9.26追記 写真を追加する。 階段部分は、古い桁をベースに、踊り場から下を別の部材で新設している。また、踊り場より上、腰板は木製のままだ。こういうところに「残ってしまった」部材が愛おしい。 内部は木製ということがわかる。 この跨線橋も、古いものを利用しながらエレベーターを後付けしている。 桁裏。汚れているので木製にも見えるが、波板である。 2013年7月に訪れたとき、柏崎駅は更新作業に入っていた。このスタイルとこの色が失われませんように。 PR |
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