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厚岸町にある釧路太田郵便局。なぜ「釧路…」なのか。太田地区は、かつて太田村といったが、1955年に南北に分割されて、北は川上郡標茶町に、南は厚岸郡厚岸町に合併された。沿革を見ても、釧路郡だったことはない。

 
平面で見ると正方形に近い局舎は、大きな明かり取り窓のせいか、古くさくは見えない。

 
左側面の窓も縦長のものが連続している。

 
そして、局名は旧郵政書体。壁面から浮き上がって設置されるものと異なり、最初から壁に貼り付けるように文字が作られている。ステンシルの反対というか、切り抜くと分断されてしまうパーツを細い金属棒がつないでいる。








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右の道路は国道503号。おもしろいところに立地している。

 
国道を向いていないのは、国道指定は1993年であり、1974~1978年に空中写真を見ると国道部分はこの先の橋もないことから、おそらく以前は、現在の国道部分はメインの道路ではなかったのだろう。

 
郵政書体が残るが、2文字外され、代わりに木製の「坂本簡易郵便局」という札が掲げられてる。削除されたのは「坂本」だろうか。








この長谷川郵便局は、公的な簡素な建築の典型といえるような形。

 
出先機関、消防署、警察、学校、郵便局。そうした一連の建物に共通して感じられる印象。柱主体、規格品の窓枠、薄いクリーム色の外観、コンクリートブロック。

 
「長谷川郵便局」の文字は郵政書体。しかも、切り抜き文字ではなく手書きのようだ。偶然この位置にあったのか、新しい看板が架けられてもそのまま残されている。







「ホロナイ」とは北海道や東北地方にいくつかある地名である。もっとも有名なのは幌内炭鉱の「幌内」だろうが、「北見幌内」と聞いて、どこを想起するだろうか。いまの北見市周辺だろうか。

 
この北見幌内郵便局の所在地は、紋別郡雄武町だ。オホーツク海に面した漁業の町。鉄道好きには「興浜南線の終点」といえば、あそこかとわかるだろう。枝幸とつなぐ「興浜線」には、ここ北見幌内にも駅が作られる予定だった。雄武(「オウム」と読むが駅名は「オム」だった)駅から10kmほど北の地点だ。

 
オホーツク海沿いの拠点の集落は、ある程度の規模がある。駅ができる予定だった集落だけあって、この郵便局もこの規模だ。平屋根で、センターから少しズレて煙突がつく。煙突の位置はかなり入口に寄っている。窓口周辺のためだろう。こちらの側面は窓が大きいので、奥はなんらかの作業スペースかもしれない。また、寒冷地だが、エアコンの室外機が見える。

 
こちらの側面は、奥に行くと窓が小さい。そのさらに奥に突き出した部分はなんだろう。

 
入口上部には、旧郵政書体による切り抜き文字で「北見幌内郵便局」。そして、内側には玄関灯。

そういえば、北海道の郵便局は、雪切り室というか風防を見ない。東北地方のコンビニなどで見かける玄関前の空間で、二重戸になっている、雪落としと防音を兼ねる部分のことだ。もしかすると、郵便局は入ってすぐのATMスペースが、その役割を果たしているのかもしれない。








 
高知県平鍋ダムの近くにある平鍋郵便局の局舎。

 
郵政書体が残っている。しかし、いずれの漢字もどこかが欠けている。これまで、この郵政書体の鋳物文字が、ガラス窓に接着されているものは見たことがない。当初からこうだったのか、それとも、改修されたらしき建物左側にあったものをここに持ってきたのか。

 
モルタル部分をトタン張りにしたのだろうか。この角度で見ると、民家のようだ。




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