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2009年6月、有峰林道をツーリングしていたときに、この、口にモノを詰め込まれたような廃隧道を見つけた。道中、いくつもの新しいトンネル・古いトンネル、明らかな付け替え跡を見ていたが、20人くらいで走っていたこともあり、スルーしていた。しかし、このインパクトの強さに、ここだけは停まってメモ。後日、改めて訪れた。この大萩隧道がなかったら、再訪はしなかったかもしれない。

有峰林道の廃隧道等のことは『日本の廃道』43号(2009年11月号)に寄稿したが、時間も経ったことでもあり、このブログではそこに記載した隧道等について掲載していく。すべて取材は2009年7月である。その後、新しい付け替え道路が誕生した部分もある。

この大萩隧道は、上の写真の通り、谷側に桟道と橋をかけ、隧道を廃止している。橋は「大萩橋」といい、平成17年(2005年)12月竣功である。

 
石塊の上に立って、坑門を真正面から、迫力ある写真を撮りたかったのだが、それはとても無理だった。登れないというか、グズグズだった。


このとおり、要するに不要土砂を、隧道封鎖を兼ねて旧道に置いてある。これは、他の付け替え部分でも見られる。

 
反対側の坑門。写真中央、カマボコ型のコンクリートがわかるだろうか。大萩隧道のヴォールトの跡である。半分は開削され、その開削された法面もコンクリートで固められている。

 
写真右端に、直方体のコンクリートが斜めに突き刺さっているように見える部分がある。これは冬季用通路で、道路を横断して谷側に繋がっている。入ろうとしたが、内部は水が溜まっていて歩ける状態ではなかった。

推測だが、冬季用通路は旧道の山側に人道トンネルがあり、大萩隧道内部に通じているのではないかと思われる。

また、この大萩隧道には、さらに旧隧道があったようだが、現地ではわからなかった。

●関連項目
 

ニンニク隧道
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