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5月に友人たちと、瀬戸内の岩黒島に行った。瀬戸中央道の出入口があり、本来は島民以外は利用できないのdけれど、島に泊まれば入れる。そんな目的だった。その岩黒島の民宿の近くにあった小屋。基礎からクルマのマフラーが飛び出している。

 
SUZUKI
AA41-1
SANKEI
と陽刻がある。検索すると、スズキのカルタス用のマフラーだ。SANKEIとは三恵技研工業のことで、純正エキパイやマフラーを製造するメーカーだ。中にガソリンエンジンがあるに違いない。

 
小屋を窓越しに覗いてみると、船舶を引き上げるウインチの動力たるエンジンが見え、そこから排気管が外に出ていた。

 
ヤンマーのエンジン。左奥にはでかいバッテリー、それもJF製。そんなものがあるのか。 、船舶用に特化したもので、130F51、155G51、210H52の4タイプがある。記号がクルマと同じだとすると、中・大型ディーゼル車用、といったところだろうか。

エンジンの出力軸からはベルトでウインチのドラムとつながっている。左の棒はクラッチだろうか。



ウインチからのワイヤーは、こんなふうに、2線ある船舶用レールの頂部でプーリーで方向が変えられる。

 
台車。




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かつては海岸線に沿ってくねくねしていた道路が、整備により湾口を直線的に橋で渡るようになった場所は無数にある。この舟屋は、そんな場所にある。

冬場の日本海からの吹きつけに対する策か、板塀のようにも見える1階部分の戸。スライドするのではなく、取り外すのか。右の3軒は妻面に窓すらない。

 
道路は国道7号。ここは山形県南部。5月上旬というのに、夏のような暑さだった。




 
2024年度、羽田可動橋の撤去工事が始まる。海老取川の河口に架かる首都高の橋で、空港西入口から東に向かうクルマが使用した。もともとは、空港西から入ってすぐ海老取川をくぐる羽田トンネルに潜る構造だったが、危険ということでいったん上空を迂回して本線に合流させるために1990年に開通したルート。しかし、湾岸線の開通で本線の通行量が減ったこともあり、1998年に使用停止となっている。

このたび、羽田トンネルの更新工事に伴い、羽田トンネルの使い方とともに大幅に変更になる。

首都高の資料より)


現在、羽田西から入るとそのまま羽田トンネルに突っ込む形になっているのは前述のとおり。羽田可動橋に行くルートは駐車場のようになっている。しかし、路面の表示は「出口」ぽくなっている。非常用?

 
さて、羽田可動橋。二つの旋回橋が、動かないまま25年以上、そこにある。支点が桁の中央ではないので、カンチレバー的な違和感がすごい。これは左岸側の桁。左岸は近づける。

 
これは右岸側の桁。右岸は首都高の敷地となっていて立ち入れない。

 
使われていない「可動橋から本線への合流地点へのルート」は森ケ崎高架橋という。そこにもある案内サインは、現代のものより一世代古いタイプだ。「C2」などの描き方が異なる(現在は丸囲みではなく右回転矢印囲み)。書体は新ゴDBと思われる(首都高はヒラギノ角ゴではない)。

とはいえ使用停止された1998年はまだ公団ゴシックだったと思われ、使われなくなっても更新はしている律儀な(無駄な)姿勢が見える。

「C2」の描き方から、サイン設置年を推定しようとしたが、2013~2015年ころにこの先に設置されたサインも丸囲みなので、どうもよくわからない。

 
森ケ崎高架橋が本線に合流する地点。バリケードが設置されている。








ノーマークだったのだけれど、JR可部線の車窓に見えたので途中下車。カンチレバートラスのうち、碇着桁の上凸の部分(何か名称があると思うのだが)に下凸レンズ状の部材が入る形式。

神奈川県の旧大師橋がこの形式だった。現存しているものってほかにあったっけ?

かながわの橋100選より)

 
リズミカルな上凸。シルバーの塗装が美しい。

 
落橋防止材も付加されている。「その部分」が分離する構造であることがわかる。この上凸部分でいえば、碇着桁は写真右側であり、写真左側は吊り桁。




吊り桁の上部はピンで結合されている。左が碇着桁、右が吊り桁。

 
下側は見えないが、外観からしてピン結合と思われる。

 
碇着桁を内側から。

 
左岸側。親柱左は「おおたがわはし」。右には銘板はない。

 
左岸、右側に銘板がある。

1956年12月
建設省建造
道示(1955)一等橋
製作●● 新三菱重工業神戸造船所
材質 SS41

「歴史的鋼橋集覧」によれば「1956年示方書」とあるが、銘板は「1955」に見える。


 
すぐ下流のJR可部線太田川橋梁。


 
天草下島の中田港から、獅子島の片側港を経て諸浦島(橋で長島、九州本土とつながる)の諸浦港を結ぶ天長フェリー。2022年末に新しいフェリー「ロザリオ・カーム」が就航した。

 
中田港の乗り場は雑貨店を兼ねているような感じだが、待合室もある。壁に貼ってあるイラストマップは、久芳勝也さんの手になるものだった(クレジットなし)。1972年から刊行され、爆発的に売れた『ブルーガイド・パック』シリーズのイラストマップを一手に手がけていた方で、会社入ったころに、お世話になった方だ。亡くなられたことは、この久芳さんに関する記事で知った。

 
 
ロザリオ・カーム。両頭船だ。乗降する車両も人も少ないので、着岸してからのんびり写真を撮っている時間はない。

 
 
固縛も輪留めもない…。ちょっと不安。

 
車両甲板には予備のプロペラ。ここにあっても、万が一のときに持ち出して付け替えるなどということが簡単にできるわけがないと思うのだが、こうして常時持ち運んで(?)いるようだ。

 
銘板。

 
獅子島の片側港。何台か下り、何台か乗る。

 
 
先代となるフェリーロザリオが係留されている。また、山坂汽船のフェリー海竜もいる。こちらはいま就航しているのだろうか、公式サイトがなく、長島町のサイトにも掲載がない。

 
 

諸浦港。

 
バスが1台、到着を待っていたが、下船客は誰も乗ることはなかった。




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