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●農業用車道路…ってなんだ?
 
農道のことだろうか?(新冠町)

●併用道路
 
 
単に「併用道路」。何道と何道を併用しているのだろうか。ダートなので、町道と林道の併用…だろうか。留辺蘂町温根湯。

●町道標識
 
 
 
(すべて新冠町)

●道東林道
 
道東林道の標識。

 
平雲内林道との分岐地点に立つ平雲内林道の標識。



●公団幹線林道
 
公団幹線林道。かつてあった「森林開発公団」。いまは「森林農地整備センター」。
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北見市郊外、緋牛内。片流れ屋根の、「事務所」のように見える郵便局。


 
角地にあるのに、道路2面側を開放しているわけではなく、逆側に入口がある。

 
形こそこうだが、郵政書体がついている。「内」の右が「ノ」のようになるのは郵政書体の特徴になるのだろうか。上札内郵便局もそうなっている。






2011年に最初の『地図と愉しむ東京歴史散歩』が出てから5年。シリーズも第5弾となった。資料は手を尽くせばほぼ入手できるものながら(後述する駅の標高データは除く)、それらを俯瞰した上で、著者が縦断して読み解いていく。それが、本シリーズの、というか本著者のおもしろさだ。
 
いままでは地図も地形が表現されたものが多かったが、今回は「地下の秘密篇」ということで、そうした印象はほとんどなく、東京の地下鉄の断面図が、巻頭にカラーで掲載されている。

巻頭の断面図はこのとおり。例えば有楽町線、麹町や銀座一丁目のホームが上下になっていることまで再現されている。こうして圧縮された断面図を見ると、地下鉄の起伏の激しさとともに、ルートが標高(*)0mより下か/上か、という観点で見ることができる。本書の第1章にして4割ほどの分量を占める地下鉄の章は、なぜその標高をとっているのかを明らかにしていく。われながら、地表面から何m下かばかり考えていて、それを考えたことはなかった。

(*)営団・メトロでは、一般に地形図で使われる「標高」と同じ東京湾中等水位(T.P.)を使用しているが、下記画像でわかるとおり、すべて「+100m」で記載されている。都営地下鉄は…本書をご覧ください。

また、本書は巻末に、東京の地下鉄全駅のデータが掲載されている。特に「地表からレール面までの長さ」「地表の標高」「レール面の標高」は、貴重なデータだと思う。どこからとったのだろうか、各線の建設史を見ても、記載はない。建設史は、このようなものはあるのだが。

 

 
どちらも『有楽町線建設史』より。ただし、各駅もフラットではなく、勾配にある駅も多い。本書で「レール面の標高」などとあるのは、停車場中心でのものと考えた方がよかろうか。上の断面図の1枚目、「粁程」が「料程」と誤植されているのはご愛敬。

  もし、営団地下鉄の建設史やパンフレットを持っている人は、改めて、その面白さにも気づくはずだ。なお、私は以前、『東京メトロ 建設と改良の歴史』という本に携わった(上記。「参考文献」にも挙げられている)。こちらにはそうした資料が、なんとか読める範囲で収録されているので、ご参考まで。ただし、版元ほぼ品切れ。
* * *

一つ、本書をより愉しんでいただくために、P21の「なぜ丸ノ内線は神田駅を避けたか」を補足する資料を掲載したい。P23で書かれている「アツミマーケット」の話だ。


 
火災保険特殊地図(都市製図社1950年08月版)をつなぎ合わせたものだ。「アツミマーケット」の文字はないが、線路南東側にある一角を指すのだろう。興味を持った方は、周辺の神田を初めとしたヤミ市の話を、こうした貴重な路面図を使って述べた『東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く』(藤木TDC著)もぜひご覧いただきたい。

* * *

地下鉄に関する記述があまりによくて、長くなってしまった。続く第2章は「都心の地下壕の話」、第3章は物理的な地下ではなく精神的な地下である「怨霊神の系譜」、そして第4章は、本書のタイトル「地下の秘密篇」はここまでの3章をいうのであって、これはカバーしていないのだろうなと言うテーマ「団地の土地を読み解く」。それぞれ、土地の事情、土地の記憶と密接に結びついた話が展開する。シリーズもここまで来ると、著者の興味の対象もおのずと見えてくる。本書、本シリーズは、そんな読み方をすると、なお興味深く読めるものと思う。


twitterで、上のような集計が見えた。ふと「平成の大合併」前はどうだったのかを知りたくなり、1981年の統計を元に、47都道府県と県庁所在地で同じものを作った。

【都道府県人口における県庁所在地人口の割合(1981年)】

都道府県
人口
県庁所在
地人口
割合
1 北海道 札幌 559 139 24.9
2 青森 青森 155 29 18.7
3 岩手 盛岡 144 23 16.0
4 宮城 仙台 208 65 31.3
5 秋田 秋田 127 29 22.8
6 山形 山形 126 23 18.3
7 福島 福島 204 26 12.7
8 茨城 水戸 259 22 8.5
9 栃木 宇都宮 181 38 21.0
10 群馬 前橋 186 27 14.5
11 埼玉 浦和 543 36 6.6
12 千葉 千葉 477 74 15.5
13 東京 東京23区 1136 815 71.7
14 神奈川 横浜 693 279 40.3
15 新潟 新潟 246 45 18.3
16 富山 富山 111 30 27.0
17 石川 金沢 112 41 36.6
18 福井 福井 80 24 30.0
19 山梨 甲府 81 20 24.7
20 長野 長野 209 32 15.3
21 岐阜 岐阜 197 41 20.8
22 静岡 静岡 348 46 13.2
23 愛知 名古屋 620 207 33.4
24 三重 170 14 8.2
25 滋賀 大津 109 21 19.3
26 京都 京都 251 145 57.8
27 大阪 大阪 830 256 30.8
28 兵庫 神戸 512 135 26.4
29 奈良 奈良 122 30 24.6
30 和歌山 和歌山 110 40 36.4
31 鳥取 鳥取 61 13 21.3
32 島根 松江 79 13 16.5
33 岡山 岡山 189 54 28.6
34 広島 広島 274 88 32.1
35 山口 山口 158 11 7.0
36 徳島 徳島 84 25 29.8
37 香川 高松 101 32 31.7
38 愛媛 松山 153 40 26.1
39 高知 高知 84 30 35.7
40 福岡 福岡 453 105 23.2
41 佐賀 佐賀 88 17 19.3
42 長崎 長崎 160 44 27.5
43 熊本 熊本 180 51 28.3
44 大分 大分 124 36 29.0
45 宮崎 宮崎 116 26 22.4
46 鹿児島 鹿児島 180 50 27.8
47 沖縄 那覇 113 30 26.5
11703 3417 29.2
単位:万人
出典:標準高等社会科地図最新版(帝国書院、1982)

「県庁所在地」なので、それより人口の多い都市を抱える県はある。福島(いわき、郡山)、埼玉(当時は川口)、静岡(浜松)、三重(四日市)、山口(下関、宇部、岩国、防府)、福岡(北九州)などだ。

これを、パーセンテージでソートしてみると…

都道府県
人口
県庁所在
地人口
割合
13 東京 東京23区 1136 815 71.7%
26 京都 京都 251 145 57.8%
14 神奈川 横浜 693 279 40.3%
17 石川 金沢 112 41 36.6%
30 和歌山 和歌山 110 40 36.4%
39 高知 高知 84 30 35.7%
23 愛知 名古屋 620 207 33.4%
34 広島 広島 274 88 32.1%
37 香川 高松 101 32 31.7%
4 宮城 仙台 208 65 31.3%
27 大阪 大阪 830 256 30.8%
18 福井 福井 80 24 30.0%
36 徳島 徳島 84 25 29.8%
44 大分 大分 124 36 29.0%
33 岡山 岡山 189 54 28.6%
43 熊本 熊本 180 51 28.3%
46 鹿児島 鹿児島 180 50 27.8%
42 長崎 長崎 160 44 27.5%
16 富山 富山 111 30 27.0%
47 沖縄 那覇 113 30 26.5%
28 兵庫 神戸 512 135 26.4%
38 愛媛 松山 153 40 26.1%
1 北海道 札幌 559 139 24.9%
19 山梨 甲府 81 20 24.7%
29 奈良 奈良 122 30 24.6%
40 福岡 福岡 453 105 23.2%
5 秋田 秋田 127 29 22.8%
45 宮崎 宮崎 116 26 22.4%
31 鳥取 鳥取 61 13 21.3%
9 栃木 宇都宮 181 38 21.0%
21 岐阜 岐阜 197 41 20.8%
41 佐賀 佐賀 88 17 19.3%
25 滋賀 大津 109 21 19.3%
2 青森 青森 155 29 18.7%
15 新潟 新潟 246 45 18.3%
6 山形 山形 126 23 18.3%
32 島根 松江 79 13 16.5%
3 岩手 盛岡 144 23 16.0%
12 千葉 千葉 477 74 15.5%
20 長野 長野 209 32 15.3%
10 群馬 前橋 186 27 14.5%
22 静岡 静岡 348 46 13.2%
7 福島 福島 204 26 12.7%
8 茨城 水戸 259 22 8.5%
24 三重 170 14 8.2%
35 山口 山口 158 11 7.0%
11 埼玉 浦和 543 36 6.6%

このようになる。上位を見ると、石川、和歌山、高知などが入る。これらは1981年の数値なので、その後、東北・上越新幹線の開業、バブルを経ているので、そこはご留意いただきたい。


さまざまなものをアーカイブとして残す義務感をお持ちなのだと勝手に思っている「日本鉄道旅行地図帳編集部」による、「記録的な」記録集。本体価格2800円、B5判、ハードカバー、オールカラー160ページの中身は、ほぼすべて「記録」で埋め尽くされている。

帯の惹句「87年24万キロ」。まず、「これを数えたのか」と思った。昭和天皇が生涯で乗車した列車の、のべの距離である。それを数えて何になるのか、それを数えると何が見えてくるのか。そこに気づけるかどうかが、本書を楽しめるかどうかの分かれ目になると思う。

本書の企画・編集者、田中比呂史さんは、新潮社のブログで「昭和天皇は、おそらく『日本一記録されている男』」と書いている。記録「している」男、ではない、「されている」男だ。きっと、最初は、簡単ではないものの、ほどほどの労力で、全記録を抽出できると思ったに違いない。しかし、作業を進めるにつれ、「皇室」という文脈、ある行程に記載されている興味深い事項は他の行程で記載されていないのか、そういったことが次々に現れ、当初想定した作業量の何倍か、何十倍かの仕事になってしまったのではないか。そう感じるだけの、圧倒的なボリュームがある。

世の中に、御召列車の機関士(運転士)や、(国鉄用語としての)運転側の証言、記録は、そこそこある。御召列車の写真などは無数にある。しかし、それらを俯瞰して見るためには、こうした「全記録」が必要だ。御召列車を撮ることに執念を燃やしている人、燃やしていた人は、本書を買うのは義務だろう。


誌面がどういうものかは、本書の公式ブログ『悠々自鉄』にいくつかアップされている。これは、実に「読み応え」がある。宮脇俊三が、時刻表を「読む」ということを力説していたが、本書も、この、経路の羅列を読むことができる。

上は、私の出身地である新潟県で、昭和47年に開催された植樹祭での行程。C57 1の、出区前の姿や牽引中の姿は、数多く記録されているので、新津-村上間を往復していることは知っていた。しかし、新潟から越後線・弥彦線経由でDE10が牽引した御召列車があったことを、知らなかった。弥彦から長岡まで、どういう経路で、どの機関車が回送したのか。いろいろと、想像が膨らむではないか。もしかしたら、鉄道友の会新潟支部の会報には載っているかもしれない、そうしたものを調べたくなってくる。「読む」ことで、知らなかったこと、知りたいことが無数に出てきてしまう。



これだけの記録を集めた本書だが、鉄道趣味者の多大な関心を引く「牽引機」は、すべてが記載されているわけではない。昭和50年代でさえ抜けがある。おそらく、趣味者からは「この日の牽引機の記載がないが、これは○○である」というような指摘は多く届くだろう。場合によっては証拠写真とともに。それらは、官庁側の公式記録には残らない部分だから、集めきれなかったのかもしれない。であれば、趣味者の知見が総動員されれば、そこを補完できる。本書の目的(と断定してしまう)からすれば、WEBサイト等で追加情報として処理するというのは一つの手なのではないか。もちろん、追加情報は、数百円でPDFなどで販売してもよいだろう。

牽引機でいえば、「予備機」の記載があると、なお、趣味的にはおもしろいかもしれない。上記新潟の植樹祭でいえば、新潟の古い写真を数多く発表している渡辺健一氏のサイトによれば、予備機はDD51 27だった。普通は、同型機、ないし形式は異なっても本務機が蒸気機関車なら予備機も蒸気機関車であることが多いのだが、この時は、蒸気機関車が本務機で、ディーゼル機関車が予備機。場合によっては逆のこともある。これは、機械としての信頼性で決まるという証言があり、そういう面でも興味深い。鉄道趣味誌では、本務機・予備機とも、美しい大判折り込み写真で掲載されることも多いし、EF58 60も、やはり特別視されていた。そんな視点があると、より「御召列車」の記録として膨らみが出るだろう。

(上記サイトは、赤谷線や、鹿瀬の記録、県立自然科学館の29622の謎に迫る記事もある。新潟の古い町並みや、新潟地震の記録もある。そちら方面での検索でも何度も行き当たった。ぜひ詳しくご覧になるといいと思う)



昭和56年10月に、皇太子が第5回全国育樹祭で新潟を訪問された。その際、新潟駅に皇太子かが来られるというニュースがあったので、母と、駅まで見に行った。まったくのうろ覚えだが、急行羽越か急行あさひのキロ28に乗車されていた。子どもながらにその写真を撮ったが、散逸してしまった。



本書には、記録の合間に、多くの記事とコラムが挿入されいる。年表は昭和64年で終わっている。昭和天皇は鉄道を愛したという記事を見たことがあるが、そこに付された記事で、それを実感することができた。これだけの本を商業ベースで刊行するには、編集者の熱意なしには絶対に成立しない。ぜひ買い支えるべき本の一つだと思う。





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