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房総半島では「川回し」と言って、川の流れを変えるための隧道が無数に穿たれている。おそらくこれもその一つ。ここは、元々は湖沼だったところを岩盤を穿って水を出したのか、それとも近くに道路を作るために水路を付け替えたのか。

二つ並び立っているのが奇妙。水量は多くはないが、川幅は広いのと、上流にはダムがあるので、かつてはそれだけの水量があったのかもしれない。向かって左が大きいのは、天井が崩落して広がったのかもしれない。

場所を探すために、たまたま3人で屋外にいた地域の方に尋ねたのだが、「聞いたことはない」「知らない」。でも、そのお宅から100mも離れていないところに、これはあった。まったく意識の外なのだろう。

丸田祥三さんが、この場所を作品化して朝日新聞『幻風景』で発表している。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13349496.html


spcl thnx 丸田祥三さん




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丸田祥三さんの廃線跡撮影で、中央本線の東塩尻信号場跡に連れて行っていただいたときに出会った隧道。丸田さんは、子供の頃、友人と3人でここを訪れたことがあり、水の流れるトンネルをくぐって線路の向こう側に行ったら、当時は現役だった信号場があったとのこと。そんなお話をうかがいながら、轍のある雪道を行くと、5枚巻きの煉瓦の坑門があった。内部には水路があるのがうかがえる。

 
流れているのは雪解け水だろうか。丸田さんが子供の頃は、トンネル内はコンクリート細腕はなかったようだが、いまはこうなっている。そして、水が道路側にあふれ出ないように「堤防」がある。

 
坑門に向かって右側は、ちょっと傷んでいる。クルマをぶつけるにしては位置が低い。

 
 
トンネル内は、入り口付近は煉瓦巻きだが、途中からはコンクリート巻きに改修されている。

 
トンネル内は両側に水路がある。後述する沢の水を流す水路として作られているのは向かって左。右はおそらく湧水を流すのみ。そして、内部は向こうに向かって登っている。「堤防」が段違いになり、そして角度がついていることからもわかる。

 
 
向こう側の入り口付近もコンクリート巻き。そして坑門はコンクリート製だ。両端で煉瓦・コンクリートと異なることが、本来の姿だとは考えにくいので、おそらくこちらは改修されたものだろう。

水路はこのとおり。写真右下のように、コーナーは、さらに改修されている。この上は築堤であり、中央本線と、東塩尻信号場の引き上げ線がある。

* * *

さて、現地はこうだ。東塩尻信号場は描かれていないが、もっと拡大すると、引き上げ線は図示されている。

これを、右から左へと見てきた。

 
写真右が引き上げ線、その右に本線。右下にあたる部分に、善知鳥トンネルがある。左の谷に流れる水が、先のトンネル内の水路に流れ込む。このトンネルを抜ければ、本線を横断せずに信号場跡にたどりつける。

spcl thnx to 丸田祥三さん。いま、廃線の本を一緒に作っているのでお楽しみに!



 
かつて国鉄の航路があった街。10年ほど前までは、瀬戸内へのフェリーや高速船が何航路も発着していたが、いまはゼロとなった。その一角の駐車場の壁。珍しく、以前のマークが見えておらず、つまり「二重」になっていない。


 
反対側にもある。こちらも「二重」になっていない。筆運びがよくわかる、手書きの日石借るテックスマーク。

 
海がほど近いこの集落に、こんな感じで佇んでいる。防火壁だけが取り残された給油所は、なんだかまったく異様に感じる。














 
愛知県半田市の国道247号を走っていたら、国道から異形の橋が見えた。真横からである。最初は水道橋に見えた。工事を簡略化するためか、形状が相当に単純化されることはよくある。古いほどそうだ。

 
ところが、斜めから見るとなんだかおかしい。近づいてみると、三弦橋ではないか! しかも、下弦の中央部が接近していて、その分、上弦部分の背が高くなっている。クルマを近づけると、歩道橋のようだ。

 
正面から見ると、両端はずいぶんと平べったく、中央付近は頂点が鋭角になる。徐々に断面の三角形の角度が変化する三弦橋だ。ずいぶんと凝っている。

 
トラスの組み方はプラットトラス。下弦の2本はそれぞれ直行する横桁で結ばれている。横下駄は端部ほど長く、中央が一番短い。その上に、歩行用の、幅の狭い床版が載っている。

 
断面が変化するので、歩いているととても狭く感じる。

これだけの特徴ある橋だが、検索してもとくにない。うさ★ねこサンドさんのサイトくらいしかヒットしない。あまり知られていないのか。

大三島は、しまなみ海道で尾道・今治と陸路で結ばれているとはいえ、航路でも広島県・愛媛県と結ばれている。島の北端の盛港と広島県の忠海とを、途中、ウサギの島として知られる大久野島を経由して結ぶのが大三島フェリーで、南西端の宗方港と大崎上島・岡村島・今治とを結ぶのが大三島ブルーラインだ。

 
 
「盛港務所」。窓口以外に人気はない。

 
フェリー「第三おおみしま」が近づいてきた。漢字にしたら「第三大三島」になるのでひらがなにしたのだろうか。

 
ドルフィンに着岸。クルマが降りてくる。

 
 
すぐに乗船。18:40発の最終。けっこうクルマも乗る。

 
離岸。

わずか25分で対岸の忠海へ。そこから海岸沿いに西へ向かったが、とてもツーリングによさそうな、何度も走りに来たいと思わせる道だった。

* * *

ふと、しまなみ海道開通前の、大三島に関連する航路はどうだったのかと思い、とはいえ当時のツーリングマップ等は処分してしまったので(これはとても後悔している)、1991年8月の時刻表よりフェリーを掲載する。島の南北や東西をどう回ったのかはわからない。

・大三島フェリー 三原-生口島瀬戸田-大三島井ノ口
・大三島フェリー 忠海-大久野島-井ノ口
・大三島ブルーライン 今治-大三島宗方-大崎上島木江/大三島宗方-大三島宮浦








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