10月1日にアップした樽見鉄道揖斐川橋梁に掲載している写真には、
その奥に白いダブルワーレンが見えている。 それは1887年に開通した単線時代の東海道本線が使っていたもので、 1885~1886年パテント・シャフト製である。 1908年に複線化された際に道路橋に転用され、現在も使用されている。 このパテント・シャフトの橋については別の機会に書こうと思っているが、 1908年から使用された複線の橋梁が、アメリカン・ブリッジ製であった。 1906年製のパーカートラス(放物線状の曲弦トラス)だったというが、 とりあえず斜材と垂直材を明確に見分ける写真が発見できない。 クーパーとシュナイダーが日本向けに設計した橋梁はすべてプラットトラスであり、 かつ複線型下路200フィートトラスは5連しかない。 即ち本橋梁のことである。 ここでは、国交省の航空写真を掲げる。 http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/75/ccb-75-27/c14/ccb-75-27_c14_25.jpg からのトリミングである。 画像下部に三つ平行して架かっている橋は、 上から初代、二代目、三代目である。 初代は前述のとおり現存。三代目は現役。 中央の二代目だけが撤去されている。 『鉄道ピクトリアル』1984年8月号「トラス橋の魅力」を眺めていたら、 その二代目の撤去中の写真が掲載されていた。 航空写真を見ていると、揖斐川中には橋脚が三つ。 うまく配置することで、二つにできるのではなかろうか。 こうして書き始めると、撮ってない写真があまりに多くて愕然とする。 被写体を深く知らなければ撮れない、ということを痛感する。 ここは再訪しなくてはならない。 PR |
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