JR関西本線の柘植駅。電化路線の草津線との接続駅だが、基本的にはとてものんびりしている駅だ。
関西本線が西から東へと延びてきて、1890年(明治23年)にここに駅ができた。そのなごりか、右側のホーム(1番線)はレンガ積み+笠石の低いホームを嵩上げしている。おもしろいのは、その手前(画面右)の、現在も低いホームはレンガ積みではなくコンクリートのブロックのようなものが積まれている。 跨線橋はレールをプラットトラスに組んだもの。脚も古レールだ。あまりよく観察しなかったが、塗膜が厚く、パッと見た限り、陽刻が読めなかった。 反対側から。 1960年代末から、ほとんど変わっていないようだ。(それ以前の写真は、ざっと見た限りは確認できていない) 木製である点。それ以上に、側面の平行四辺形の窓がすてき。 桟まで木製。私が子供の頃住んでいた家の窓は、桟が木製だった。1981年に立て替えたときは築50年は超えていた家。目釘で桟を留めてガラスを固定する。 階段部分を上から。これは1番線側で、写真左(レール側)はベニヤ板で覆われている。ポスター掲示用のようだった。 天井には配線用の配管。この配管を追っていくと、2番線のホームにたどりつき、蛍光灯につながっているのだが、配線は二重系統になっている。すなわち、一つの配管から蛍光灯ひとつ置きに結線され、もう一つの配管から別のひとつ置きの蛍光灯に結線されている。減光用か、非常用か。 通路。屋根はキングポストトラス。配管は下弦の上に載っている。 窓はアルミサッシ。古くはここkは吹きさらしだったのではないかと思って古い画像を探したが、見つけられなかった。 通路側面の板を化粧板で覆ってポスター掲示板にしていないのは、とても好もしい。 ホーム上屋。亀山方向。屋根を支える斜材が、手前のものは二本ずつ、奥のふたつは一本である。 観察すると、二本のもののうち、内側の/\型は後付けのようだ。 端部。板張り。下端が曲線を描いているが、こういうのは貼り付けた後で切るのだろうか、それともこの形にしてから貼るのだろうか。 関西本線の駅や施設はとても歴史を感じることができて楽しい。 PR |
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