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東京モノレールが、海岸通りと首都高を斜めに一跨ぎする部分に架かる架道橋。しかも路線はカーブしているので、普通鉄道であれば斜橋かつ曲線鈑桁になるのかもしれないが、ここでは端部は通常の形状だ。支承は見えないが、下記ラーメン橋脚部分はピンなので、こちらが可動部になっていると推測する。

スパンが長いので中央に橋脚を設けている。そのラーメン橋脚、規模の大きさの割にはスレンダー。構造・経費の産物と思うが、首都高を走るクルマから見ても圧迫感がない仕上がりとなった、というところだろう。

支承。鈑桁は連続桁。いつも広角ズームしか持ち歩かないので、こういうときだけは望遠が欲しくなる。

脚元は港区の清掃施設の敷地内に入っている。立ち入れる部分があるので、なかなかいい視点になる。

橋脚にある塗装表記。これによると、この4本脚のラーメン橋脚は「五色架道橋NO.10点支柱」というようだ。



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2014年1月12日、大山顕さんの企画したGPS地上絵に参加してきた。その道中にあった橋だ。当日、多くの人といっしょに歩いていたので人も多く写り込んでいるけれど、今回は橋そのものの話ではない。

こんな形で、東海道新幹線と横須賀線を跨いでいるのが二本木橋。場所は西馬込駅のほぼ真北、都立太田桜台高校の近くである。この、一見、何の変哲もない下路PC橋だが…

  本来の親柱が埋まっている! これは南側。

ひどい!

反対側も…。
親柱をなんだと思っているのか。そこまでコンクリートで巻く必要はあるのか。

この「二本木橋」付近は以前、「二本木」という字名だったようだ。ここから南側への下り坂は「二本木坂」という。

* * *

その、二本木坂と二本木橋の接続地点。冒頭写真でいうと左に人が立っているところ。ここからの下り坂がなかなかすごい。
22%。道路構造令での最大斜度は12%である。周辺には、16%や20%といった坂が随所にある。

坂の下から見ると、こんなぐあいである。


そして、これは余談。この付近の金網にはこんな看板があった。
「20000V電線危険」。

この下を走るのは、横須賀線(直流1500V)と東海道新幹線(交流25000V)である。なぜ20000Vになってしまったのか。もちろん、周辺に同じような危険を告知する看板は多数あり、すべて「25000V」と書いてある。「20000V」と誤記したものがこれ一点かどうかまではわからない。


JR四日市駅から末広橋梁(可動橋)を目指して歩いていると、保線車両の車庫の横に、プレートガーダーが一つ+三つ、保管してある。これらはおそらく災害用の予備の桁であろう。JR東海管内では時折見かける。

上の写真は大型のもので、銘板等はないので詳細はわからない。

「三つ」のほうはこのように重ねて保管してある。

塗装表記。

型式 大正9年式
支間 5M05
塗装年月 1989年12月
塗装回数 3回塗
塗装種別 下塗 塩基性クロム酸鉛さび止ペイント(鉄けた用)
及塗料名 中、上塗 長油性フタル酸樹脂塗料(鉄けた用)
塗料メーカー 大日本塗料株式会社
施行者 中施施設工業株式会社

これが、カッティングシートのようなもので切り抜き文字として貼り付けられている。

この「大正9年式」というのは『鉄道構造物探見』(小野田滋著)に掲載されている、大正9年3月4日の「達198号」による、6、8、10、12、15、20フィート桁(クーパーE40)なのだろうが、5m05という寸法は16.56フィートであり、どういうことかはわからない。


こちらは槽状桁。

微妙に柵の向こうなのでよく見えないのだが、この溝状の部分にレールを固定する。それにしても、同じものが三つあるというのは、駅構内などので使われていたのだろうか。

こうした災害用桁は桁の架け替えで捻出されるものだと思うが、果たしてどこから来たものなんか。それがわかると一段と「味わえる」のだが。




【関連項目】
中央本線須原駅 災害用桁(ポーナル桁)
池島のジブローダー。これは台車を持ち、レールの上を移動する。現在は「地上」に置かれているが、ほぼ「全線」、プレートガーダーによる高架である。

桁は短いが、その支える橋脚の太いこと! とはいえジブローダーの重さがどれくらいなのかはわからない。

台車はこんなものが本体に四つついている。車軸はないが、イメージとしては4軸。ジブローダーは100トンもないだろうから、通常の鉄道用橋梁程度の強度があればいいのか。

上に登れなかったので確認はしていないのだが、レールは、プレートの真上にあるのだろうか。

橋脚が太い割にはプレートガーダーの横桁は貧弱。もしかすると、ジブローダーは意外に軽いのかもしれない。


ジブローダーのスペックがほしい。
なんとも奇妙な姿をしている。プレートガーダーの「プレート」たる部分が途中でなくなり、縦桁(裏側からしか見えない)だけで桁を構成している。その理由は見ての通り、交差点の角を拡幅するためである。

たしかに、この川沿いの道路にこの幅の狭い桁を取り付けたら、橋から道路に出る際にクルマは大きく対向車線にはみだしてしまう。一般的にはそれはもうしょうがない、という状態として処理されていると思うのだが、この橋は、橋の側でそれを解決した。

銘板はちゃんとある。「私都川」(きさいちがわ)、「市場大橋」。

反対側。プレートガーダーの補剛材が、このクラスの橋梁では過剰と思えるほどがっしりしている。この補強で、向こう側の弱さを負担しているのだろう。

銘板は、左は「昭和五十七年二月竣工」、右は「いちばおおはし」。

製造銘板。

  • 市場橋
  • 1982年2月
  • 鳥取県建造
  • 道示(1972)二等橋
  • 使用鋼材 SM50YA.YB Sm53B.SS41.
  • 製作 株式会社アルス製作所
塗装標記もある。

肝心の桁裏。思ったよりも単純で、通常の縦桁に、扇形の床版を支える桁が斜めに取り付けられている。


場所は、鳥取県郡家町、県道282号沿い。こんな橋、ほかにあるだろうか?



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