忍者ブログ
[916] [915] [914] [913] [912] [911] [910] [905] [908] [907] [906]
20121104_005.JPG東武博物館に保存されている5700系の台車を見て驚いた。私はもともと私鉄車両のことはほとんど知らない。台車は私鉄におもしろいものがたくさんあるのだけれど。

20121104_000.jpgパッと見ると、枕バネを板バネとするウイングバネ台車に見える。しかし、よく見ると、軸箱の上に、レール方向に板バネがある。

中央上に見える横方向のシリンダーはブレーキシリンダー、下の棒はボルスタアンカーだ。

20121104_002.JPGいちばんの特徴である、軸箱の指示方式。板バネの両端は左右のコイルバネの上につながっている。上下振動を減衰できる板バネを介したウイングバネ台車、という解釈が正しい気がする。これがゲルリッツ式台車と通称されているものだ。

20121104_003.JPG下から。枕梁に結合されているボルスタアンカー。枕梁の下に枕バネ(板バネ)がある。このボルスタアンカーで、車輪が創り出す(と考えるとわかりやすい)牽引力やブレーキ力を、台車の側梁から枕梁に伝え、車体に伝え、連結器に伝える。

20121104_006.JPG前後面。住友のマークと「H2082」という陽刻がある。


東武博物館は、中こそ子どもがそこそこいるが、中庭は無人に近かった。近寄って鑑賞しても、だれの迷惑にならないくらい閑散としていた。趣味的にはとても素晴らしい環境だけれど、人が入るに越したことはないわけで、いや、これは余計なお世話でした。

PR


Copyright (C) 2005-2006 SAMURAI-FACTORY ALL RIGHTS RESERVED.
忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 6 7 8 9
10 12 13 14 15 16
17 18 19 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
twitter
twitter2
プロフィール
HN:
磯部祥行
性別:
男性
自己紹介:
メールはy_磯部/blue.ぷらら.or.jpにお願いします。日本語部分等は適宜置き換えてくださいませ。
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア