2008年夏、永冨さんの旧道倶楽部の記事を参考に、岐阜県の軽岡隧道を訪れた。そして3年後の2011年秋、再訪した。これはそのときの写真。
軽岡峠は御母衣湖の東方向にある峠で、国道158号と東海北陸道も通っている。旧道は隧道がない「新軽岡峠」、旧旧道はここに行く道である。 東側、東海北陸道をくぐるあたりから旧旧道に入る。最初のうちは、クルマも通れそうな林道である。 なかなかの切り欠き。こうした道をしばらく行くと、やがて雑草に埋もれる。とはいえ、雑草は毎年更新されるのか、天端が道幅に揃っているので、かきわけて進むのはたやすい。道もあまり迷わない。一部、道が崩れたところでわかりづらいところがあるが、慣れた人には見えてくるはずだ。 例に漏れず、ここも「そこを右に曲がると、あるな」という予感とともに、坑門が現れる。 天井が抜け、坑門上部の土が流出しており、まるでアーチ橋のように坑門だけがそこにある。その向こうにはヴォールトもあるが、すぐに閉塞している。 坑門の表面は崩れ落ちたのか、もともとこの仕上げだったのか。水平ではない状態で、柱のような木材が埋め込まれている。鉄筋の代わりか。坑門裏側に回ると、同様の木材が見えた。 このように潰れている隧道だが、電子国土にはいまだにきちんと隧道として描かれている。→こちら。 日が出てきた。坑門は北東を向いているため、ここには午前中に来た方がよさそうだ。 坑門に向かって左には石積の壇がある。ここにはかつて「辻堂」があった。これも旧道倶楽部に詳報があるのでそちらをご覧頂きたい。 2008年に来たときは、ここで携帯が鳴った。1時間ほども廃道歩きをしたところなのに…と思ったが、東海北陸道とは数百m、国道とは1km少ししか離れていないのだ。電話に出ると、会社からの、自分の担当書についての問い合わせだった。休暇をとっているときに電話してくんな!と憤慨して電話を切った。 軽岡峠は、東側には2回行ったものの、西側には行っていない。機会があるなら、次は西側へ行こう。 PR |
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