…と思いきや。 大きな地図で見る 敷地が直角三角形で、その直角に合わせたら、ちょうどコーナーが多摩堤通を向いた…ということのようだ。いや、そこから発想してのこの形に違いない。 そして、どうだ、このコーナーのRの見事さは。Rに沿ってはめ込まれたサッシはキハ07か、あるいはクモハ52狭窓か。 しかし、その美しいコーナーに対して、キャノピーがいささか無粋に感じる。道路側の支柱が下すぼまりの角柱で、建物側の2本が円柱であるという点もいただけない。もしかしたら、最初はキャノピーはなくてサービスルームだけで、かなり時が経ってから、キャノピーを増築したのではないだろうか。 この元給油所が別の建物に見えるのは、防火壁がないためもあろう。建物に向かって右に壁が見えるが、防火壁の高さは1mでもいいはずなので、もしかしたらそうなのかもしれないが。
* * *
1990年代の地図を見ると、ここは日本石油だった。そして、上のGoogleMapsをクリックしてストリートビューを写せば、2009年8月撮影の、閉鎖されて白塗りにされたばかりのこの建物が写っている。現役時代の写真が見たい。 PR 足をケガして原付で通勤している時期にtwitter上で@g_standさんとこの石切橋給油所の話題になったので、寄ってみようと思って走ったのだが、スルーしてしまった。おかしいなと思っていたら、どうやらとうに閉店しており、間もなく解体工事に入るとのことだった。 ほどなく、ここには草間弥生カラーの重機が入り、建物を粉々にした。おそらく今はもう更地になったここにはマンションが建ち、数年後には、いつまで給油所があったのかすら思い出せなくなるのだろう。 とても不思議な形状をしたキャノピー。柱の数に対して形状が複雑で、おそらく強度の関係から、円筒状の建造物からワイヤーでキャノピーの枠が吊られている。また、サービスルームも雲形をしている。 真正面からのほうが、このキャノピーの形状がよくわかるのだが、うっかり真正面から撮った写真を削除してしまった。無念。 Googleのストリートビューを見ると、以前のJOMO時代の写真が使われている。 …JOMO以前は、どのブランドだったのだろうか。 おもしろいというか、灯油の計量器のすぐ横に自家用の灯油タンクがある。 ガラス越しにおばちゃんがいたので建物の正面は撮っていないのだが、いまGoogleのストリートビューを見て、--ここのストビューがあるのが驚きなのだが--驚いた。 現地で気づいてたら、おばちゃんを気にせずに写真を撮ったはずだ。しかし、撮っていない。いま、建物を横から見た写真を見ても、どうやら「日本石油」の文字はなさそうだ。ストビュー撮影と、私が行った2012年8月の間に撤去されてしまったということか。残念だ。 |
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