仙山線の新川川橋梁。なんとも珍妙な名称だが、ここを流れる川が「にっかわ川」というのだから仕方がない。古い資料では「しんかわ川」としてあるものもあるが、ここにある駅が「おくにっかわ」駅であるから、「にっかわ川」をとる。 ご覧の通りのトレッスル橋脚2基+鈑桁4連である。こ新川川橋梁についての歴史的鋼橋集覧には誤りがある。 ・橋長×幅員 71.8m ・径間数×支間 4×31.5 この時点で算数がおかしいしが、写真を見れば分かるとおり、トレッスル橋脚間の第2連は、第1・3・4連よりも明らかに長い。そして、下記に見るように、第4連(おそらく第1・3連も)は支間12.9mである。 そうすると、もし橋長が正しいとするならば、71.8-(12.9* 3)=33.1で、第2連の支間は33.1mと推測する。これに現地で気がついていれば、第2連の塗装標記を撮ろうと努力したかもしれない。悔やまれる。 第1・第2橋脚がトレッスルであり、第3橋脚はコンクリート製である。第1橋脚(画面右側。向こう側)の足下は藪に囲まれてよく見えないが、第2橋脚(画面中央、手前川)は5/6パネル。川側のほうに、脚が延びている。なぜわざわざ基礎を段違いにさせたのかはよくわからない。 2009年に再塗装されたこともあり、とても美しい。まるでつい最近架けられた橋のようにも見えるが、開通は1937年である。 第2橋脚の支承部。平面で、向こう側(第2連)とは剛結されており、手前側(第3連)はスライドするようだ。 足下。とにかくきれい。こういう場所に立っていると、眼下の沢からさやさやという音が上がってきて、とても「山」を感じる。 線路の高さに立つと、こんな印象。ここまでは、道路からホームへあがる通路であるかのようなふみ跡がある。 奥新川駅のホームから見ると、橋は意外に小さくみえる。乗客がもし前面展望を見ていたとしても、こんな橋の足下がすごいことになっているとは思いもしないだろう。 また写真の羅列だけで終わってしまった。。。 PR |
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