イラストレーターの落合恵さん(ブログはこちら)の『山へ行くつもりじゃなかった』出版記念トークイベントが、世田谷区等々力の「巣巣」で開催された。お相手はイラストレーターの杉浦さやかさん(@saa_aya)。おふたりとも山友だちで、なれそめ(?)はこちらに。
「巣巣」の2階にも原画の展示がある…ということで、階段を上ったら、そこにはおふたりが!(左:杉浦さん、右:落合さん)。おふたりのついているテーブルや椅子、よく見ると値札がついている。トークイベント会場の椅子にも値札があったのだが、これらはみな売り物。「巣巣」はすてきな家具屋さんである。 開始時刻の18時になると、予約満席だった会場は、雨だというのにぎっしり。前回よりも普通の人(?)が多いような印象。どんな印象かというと『天然生活』の読者のような。トーク開始直後に「この中で、山に登っている人?」という問いかけには、半分くらいが反応していた。前回はほぼ全員だったのに比べると、場所の違いなのか、お相手の違いなのか、興味深い。。。 まずは、山の格好のお話から、ファッションについて。落合さんが初めて山に行ったときは、とりあえず靴は買い、あとはあるものから。杉浦さんも同じ。ところが、落合さんがその後、普通に(?)山の知識が増えると共に衣類もアウトドア用のものをセレクトショップなどでそろえていくのに対し、杉浦さんはあくまで無関心(?)。最近買ったという防水透湿素材の雨具、「これはモンベルです」と言いながら、実際はパタゴニアだったり。ブランドに頓着せず、しまむらからもすてきなものを見つけ出す杉浦さんならでは。 杉浦さんはこの日、モンベルのニッカボッカだったのだが、ファミリーセールで買ったものだそう。「安かったから、20年前のものですかね。形もそれっぽいし」。おそるべきセンス。とある女性登山のイメージリーダーになっている同世代の女性は、「以前はモンベルの中高年体型用のズボンしかなかったから、登山用のレディスウエアは買わなかった」と言っている。いまイメージする「山ガール」的なウエアが出そろったのは、意外なほど最近で、出そろったから女性が参入した、と言い換えてもいいのだ。モンベルの、「モノはいいけどおしゃれじゃない」という印象を図らずも見抜いてしまった杉浦さん。すごい。 ニッカボッカ。私が山を始めた1987年頃は、それが当然だった。山には、ニッカボッカ+カッターシャツ。高校の山岳部に入ったとき、揃えさせられた。それぞれ2回しか着なかったけれど。ニッカボッカは、うっかりサイズの大きいものを買ったために、履き心地がとても悪かった。また、速乾の衣類などない時代、カッターシャツだけは速乾性なので重宝するはずなのだが、ニッカボッカの代わりに買ったチノパンと合わないし、Tシャツで登るほうが涼しかったので、着なくなった。いま思えば、山に行くのに襟のついた服を着ていくのは、単なる伝統なのだろうと思う。 休憩。今回も、お菓子とコーヒーつき。お菓子は、dans la nature 花鳥風月さん特製。落合さんのイメージする、山の行動食(のうち、お菓子的なもの)として、「ナッツのいっぱい入ったクッキー」と、「ココア味 山マフィン」。コーヒーは、徳島県のアアルトコーヒー特製「眉山ブレンド」。お菓子はかなりのボリューム、おいしかった! 休憩後、おふたりの山の思い出に。『山へ行くつもりじゃなかった』にも書いてある、誕生パーティーのこと。これは、杉浦さんの誕生日がたまたま登山の日だったので、落合さんは無言のプレッシャーを感じつつ、プレゼントやサプライズを企画。そのプレゼントとサプライズの楽しさは、会場の方々にもわかっていただけたようで、コーヒーをふるまうとうことでちょっとかんだ私としてもとても嬉しかった。 また、おふたりで行った「富士山6合目でご来光」のエピソード。山に登ったことがない人が半分を占める会場では、富士登山の話も相当に興味を持たれているようだった。 まだまだ、落合さんの本沢温泉とか、「ランドネごっこ」とか、杉浦さんの「川が流れている山が好き」とか、書ききれないくらいにいろいろな話があったのだが、あっという間に1時間半ほど過ぎて終了。前回と違い、会場内に残る方が多かった。おふたりのファンの方ばかりだったということなのだろう。「そろそろ閉めるので…」とやんわり追い出される20時ころまで店内でおしゃべりし、会場を後にした。 杉浦さんが尾瀬に興味を持っているようなので、ちょっと考えよう。また行きましょう! PR |
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