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徳島駅から牟岐線で南下し、阿佐海岸鉄道に乗り継いで高知県の甲浦駅。ここから室戸岬経由で奈半利に向かうバスに乗った。その車中で面白いことに気がついた。

初めて気づいたのは90台の数字だと思う。横倒しになっているので、9にも見えるし文字ではない何かの記号にも見えた。しかし、100を越える段になって、これはキロポストだときづいた。それも徳島起点の。

さらによく見ると、そのすぐ脇、ガードレールの外には別のキロポストも立っている。

上から
「55」
「高知まで110km」
「室戸まで32km」
「東洋町」
「103」
の札がある。ここで表示されているのは、主として高知までの残りのkm数、別の言い方をすれば高知起点のキロポストである。

それにしても。
道路上に数字を書くことはokなのだろうか。まさか速度制限の数字と思う人はいないだろうが、わりとこういうことは厳密に決まっているはず。まあ、okだから書いてあるのだろうけれど。
* * *

このバスは複数の友人が乗っているので私も乗ってみたかった。しかし、甲浦から室戸まで、ほとんどの区間で私一人。室戸から奈半利も、最大で5人になったくらいか。よく維持していると思う。ほとんどの区間で私一人なので、堂々と最前列に座った。


【2013.12.13追記】
災害時、救助ヘリから見えるようにペイントされたもので、山中の集落にヘリポートを確保するスペースがないので道路の幅員を拡げてそのスペースを確保したものある、と、上田真也さんとのがなさんに教えていただきました。ありがとうございます。
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大阪で開催された「どぼくカフェ『道ちゃん大集合!』 in 大阪」に参加してきた(「みっちゃん」と読む)。主催は土木学会関西支部FCC(フォーラム・シビル・コスモス)。facebookで『道カードを作ってみよう』に投稿したのが縁だ。「道カード」は実際に作られている。

「ダムカード」のように道路の管理事務所で配布できればいいのだろうが、なかなか難しいようで、現段階ではイベント等での配布となっているようだ。私はかなり道路を走ってきたつもりだが、道路の写真を撮るようになったのはここ5年ほどであり、さらに国道の「おにぎり」はとくに撮ってもいなかったのだが、立ち寄った旧道・廃道に「おにぎり」があったときに撮ったものがいくつかあり、そのうち国道121号と228号で採用していただいた。なお、道カードには撮影者ごとにイニシャルとともにナンバリングされるのだが、うっかり読みを伝えなかったか、私のは「YI」ではなく「HI」になっている。「祥行(やすゆき)」と読ませるのは無理な要求だろう…。


さて、イベント。実に素晴らしかった。最初に主催のFCC代表幹事の高橋良和さんからイベントについてのお話があり、登壇者順に、私、山形みらいさん、江種洋一さん、林昇平さん、長野淳さんの順で道の楽しさをめいっぱい展開。時間が押してしまって松波成行さんのは超特急でのまとめになってしまった。そして最後に大阪市建設局道路部の中野泰也さんのお話。大阪市の道路のこと、個人的な好みのことなど、中でも興味深いのはこれだ。
「大阪市では、国直轄の国道のほか、政令市が管理する国道(172号、176号、308号、309号、423号、479号)があります。なぜか、『おにぎり』が設置されていない」
そうだったのか。そして、それを設置すべしという働きかけもしているという。道路行政の中にいる方々は、外野の趣味者などにはわからない、大変な愛着と苦労があるだろうことが垣間見えるプレゼンだった。

個人的には、山形みらいさんのプレゼンがすばらしく、ああ、ここまで作り込み、ここまでなりきらないといけないのだな、と深い感銘を受けた。いずれみらいさんのブログにレポートが出るだろう。一方、私は写真や地図を織り交ぜながら、基本的な国道の旧道と廃道の話をした。そのスライドはこちらにアップしてある。125MB。閲覧のみならご自由にどうぞ。関東の方はよっきれんさんの『廃道ナイト』ですごいものを見過ぎているので「なんだ、普通の道か」と思うかもしれないが、今回はそういうイベントなので…。

* * *

この後の懇親会も素晴らしかった。オンラインでは会話していたものの、お目にかかったことがない方々…出演したみなさんも、お客様としていらした方々も…ととても愉快な時間を過ごすことができた。とにかく、みな、よく知っている。走っている。3次会が終わるころには0時を過ぎ、ホテルに向かう電車がなくなってしまったが、朝まで続けたかったくらいだ。

ぜひまた開催して欲しい。個人的には関西で開催され、それが(内輪のイベントにならずに)東西交流になればとも思う。一方で、東京でもイベントができないかと考える。

* * *

最後に。冒頭写真のミニチュア標識、これは大蔵製作所によるものだ。サイトはこちら。もう少し安いと買うのだけれど…!



北海道の野付半島は日本最大の砂嘴。細く長く続いた砂嘴の上を道道が走っており、視界は左右とも海というシチュエーション。こういう場所はなかなかなく、沖縄県の海中道路付近や福岡県の海の中道あたりが有名どころだ。

片道18km。野付半島の付け根部分は標津郡標津町、先端部は野付郡別海町。つまり別科胃腸内から先端部に行くためには、一度、郡界・町界をまたがなければならない。

終端部、舗装が途切れるところで車両通行止め。この先に灯台があり、徒歩でなら行ける。12年前は行ったが、今回はパス。

右側に、ヘキサが向こうを向いて立っている。

すこし縦長のヘキサ。数字も少し変わっている。起点に立っているため、車両が来るはずもない方向を向いている。こういう杓子定規なところを感じ取るのは道路趣味の醍醐味の一つだ。

かつて、沿道にはトドワラと呼ばれる立ち枯れたトドマツがたくさんあった。先端部にはもっとたくさんあったのだが、それもどんどん姿を消していると聞いた。12年ぶりに訪れた印象としては、たしかにそのとおりのようだ。

然別峡キャンプ場にテントを張った翌日、糠平へ向かった。野営場の先は通行止めだとツーリングマップにはあったが、いったん瓜幕郊外まで南下すると20kmくらいかな、遠回りなので、とりあえず進んでみたところ、当たり前のようにゲートがあった。

橋の向こうで路面がごっそりと落ちている。見えている川は然別川の上流、シイシカリベツ川の「瀬」である。アウト側なので、増水したときにえぐられたか。1999年頃ならなんとか突破したと思うが、無理せず、引き返した。





「9号7線」という標識。岩見沢市道だと思って撮ったのだが、よく見れば「9号7線」、「線」ではなく「点」の情報だ。見えている交差点は「東9号」と「南7線」の交差点である。

付近は、かつての栗沢町だったエリア。黄色くシールしてある部分、上は栗沢町の町章(こういう形状が透けて見えている)、下はおそらく「KURISAWA 栗沢町」とある。




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