友人に誘われて、『LIVE IN TOKYO CROSSOVER NIGHT』に行った。計六つのバンドがぶっつづけで約6時間、演奏する。フェスのようなイメージだが、会場はホールなので、途中で抜けて屋台で飲み食い…というようなスタイルではい。
六つのバンド…とはいえ、すごくスタイルが違う。とりわけ対照的なのが、高中正義や鈴木茂の「一人のミュージシャン+バックバンド」スタイルと、ナニワエキスプレスの「完全なバンド」スタイル。渡辺香津美は異種格闘技といったところか。そのなかで、ナニワが本当にすごかった。かっこいい「バンド」だった。 「今回は、久々に5人で演奏できる!青柳誠が帰ってきた!」という清水興の言葉。ギターの岩見とキーボードの中村のかけあい。ベースの清水と岩見のかけあい。「ひさびさに一緒に演奏できる!」キーボード&サックスの青柳と岩見のかけあい。ステージ上を動き回るフロント陣、全員で飛び跳ねながら引き、ピンチヒッタードラマーの平陸まで立って叩く始末。曲間には、清水のよどみないMC。完璧なショーだった。 MC の清水興によれば、26日のリハが終わり、ホルモンを大量に食べたところ、28日の朝になって東原力哉から「痛風が出た、ダメだ」と連絡が来た。過去に足に痛風が出ても注射を打って平気な顔してライブに出ていた力哉。片手でもライ ブ出演を欠いたことがない力哉。彼がダメだというのだから、相当なものだと思い、急遽、平に打診したという。以前から曲も知っていたのだろうが、それにしても。通常の曲も完璧だが、ラスト、ナニワ80年代の曲のメドレーも完璧。 清水のMCと合わせ、今回のライブをもっとも真剣に考えていたのは、ナニワの5人なんじゃないか。高校生の平含めて。お客さんに楽しんでもらう、演奏を聴いてもらうということ。他の出演者は「会場が提供されるから出る」くらいにしか感じなかった。勝手な憶測だけれども。それくらい、ナニワの気持ちが伝わってきた。感動した。2003年、初回のCROSSOVER JAPANでも、幕間の不手際を清水たちが自らフォローし、セッションを始めたそうだ。そうした優しさを強く感じたナニワのステージだった。 曲は、 ・(未詳) ・BETWEEN THE SLY AND THE GROUND ・SPOT ・9TH MOUNTAIN HIGH ・メドレー(RED ZONE、JASMIN、BELIEVEIN'ほか<順不同>) だったか。こういうの覚えるの苦手なので。
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高中、鈴木は「オレのギターを聴け」というスタイル(別に悪いという意味ではない)。鈴木はMCもないに等しいし、演奏が終わるごとに必ず「どぉーもー」と一言だけ言って、そこは素人かよというレベル。パラシュートはセッション的な印象でバンドらしいまとまりは感じられず、バンドと言うよりも「井上鑑+バックバンド」だった。香津美は香津美らしく、バンドとしてのまとまりとか求めてないのでこれはこれでよし。すごい。オラシオ・エルネグロ・エルナンデスのものすごいドラミングも聴けたし。カシオペアはさすがだけれど、基本はナルチョによるフィーチャリング・野呂一生。今回のイベントは、ナニワがいなかったら単なる寄せ集めフェスにしかならなかったんじゃないだろうか。 個人的には、ナニワに感動した。2月のライブも行こうか。香津美もすごかった。香津美はCDより生に限る。 書きたいことは山とあるけれど、きりがないしとりとめもないのでここまで。 あ、高中バンドの、高中のボーヤ。ボーヤなんだから、バックで首を振り振りしないで。高中にスポットが当たると、その後ろで低い位置に生首が動いているように見える。ボーヤは隠れていてください。
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大学4年生のときだっけ? ナニワのコピーバンドをやったときに作ったTシャツと、当時のCD。ほか。MODRERN BEATは発売当時の黒いインナーのものがあったが、人に譲ってしまった。サイレント・サバンナはレコードで持っている。 PR |
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